【6】幸福の黄色いハンカチ<日本アカデミー賞受賞作>【松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』公開記念 特選DCP上映】
8月14日(土)上映※上映終了
8月14日(土)上映※上映終了
映画『キネマの神様』の公開を記念して、特集上映「松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』公開記念 特選DCP上映」を開催します。本特集では、一人でも多くの方が“キネマの神様”に出会えることを願い、是非スクリーンでご覧いただきたい傑作の数々を上映します。
ドーンの作詞・作曲したフォーク・ソングとしても親しまれている、ピート・ハミル原作の映画化。刑期を終えた男が妻のもとへと向かう高倉健主演のロードムービー。失恋のショックで仕事を辞め北海道へドライブの旅に出た欽也は、同じ失恋で傷ついた朱美と炭鉱夫を名乗る勇作と知り合い、3人で旅をする。だが、勇作にはある秘密があった。第1回日本アカデミー賞や第51回キネマ旬報賞、第32回毎日映画コンクール、第20回ブルーリボン賞や第2回報知映画賞など、国内における同年の映画賞を総なめにしている。
模範囚として六年の刑期を終えた男が、行きずりの若者二人と共に、妻のもとへ向う姿を描く。あざやかな緑の根釧原野を欽也(武田鉄矢)の赤い車は、ラジオの軽快なリズムに合わせて、ひた走っていた。網走の駅前で、一人でふらりと旅に出た朱実(桃井かおり)と知り合う。朱実は列車食堂の売り子で、同僚から誤解を受けて、やけくそになって旅に出たのだった。朱実は欽也の車に乗せてもらったものの、海岸で不意に欽也からキスを求められて、車から飛び出した。逃げ出した朱実をかばい、鋭い目付で欽也を睨んだ男、それが島勇作(高倉健)であった。欽也は啖呵を切った行きがかり上、勇作に挑むが、軽くあしらわれてしまう。そんなことがきっかけで、三人の旅は始まった。欽也が勇作に行く先を尋ねると、「夕張」と答えるだけだった。大雪山が見える狩勝峠で、強盗犯人が逃亡したことから一斉検問が行なわれていた。欽也は免許証を見せるだけで済んだが、警官は勇作を不審に思い質問すると、一昨日刑期を終え、網走刑務所を出所したと彼は答えた。朱実と欽也は驚きのあまり、語る言葉もなかった。三人はパトカーで連行されるが、何もなく富良野署から釈放される。走る車の中で勇作は重い口を開いて、朱実と欽也に過去を語り出した。勇作は6年間、刑務所で過ごしたが、光枝(倍賞千恵子)の面影は、勇作の心から離れなかった。刑期を終える直前、勇作は光枝に手紙を書いた。「俺は、お前が良い男と再婚して、幸せになっていることを望んでいる。この手紙がつく頃、俺は夕張に行くが、もしも、お前が今でも独りで暮しているなら、庭先の鯉のぼりの竿の先に黄色いハンカチをつけておいてくれ。そのハンカチを見たら俺は家に帰る。でもハンカチがなかったら、俺はそのまま夕張を去っていく」と。車は赤平、歌志内、砂川を過ぎて一直線に夕張に向かった・・・。
『幸福の黄色いハンカチ』(1977年/108分/カラー/2Kデジタル修復版)
原作:ピート・ハミル
監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝間義隆
出演:高倉健、倍賞千恵子、武田鉄矢、桃井かおり
撮影:高羽哲夫
音楽:佐藤勝
配給:松竹
それぞれのプログラム名から作品紹介・予約ページへ行くことができます。
7月16日(金) |
Gプログラム 『カルメン故郷に帰る』 Hプログラム 『お茶漬の味』 Iプログラム 『ざ・鬼太鼓座デジタルリマスター』 |
7月17日(土) |
Dプログラム 『麥秋』 Eプログラム 『東京暮色』 Fプログラム 『小さいおうち』 |
7月18日(日) |
Aプログラム 『二十四の瞳』 Bプログラム 『おくりびと』 Cプログラム 『わが母の記』 |
7月19日(月) |
Bプログラム 『おくりびと』 Cプログラム 『わが母の記』 Aプログラム 『二十四の瞳』 |
7月20日(火) |
Eプログラム 『東京暮色』 Fプログラム 『小さいおうち』 Xプログラム 『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』 |
7月21日(水) |
Iプログラム 『ざ・鬼太鼓座デジタルリマスター』 Gプログラム 『カルメン故郷に帰る』 Hプログラム 『お茶漬の味』 |
7月22日(木) |
Aプログラム 『二十四の瞳』 Dプログラム 『麥秋』 Gプログラム 『カルメン故郷に帰る』 |
7月23日(金) |
Oプログラム 『幸福の黄色いハンカチ』 Hプログラム 『お茶漬の味』 Iプログラム 『ざ・鬼太鼓座デジタルリマスター』 |
7月24日(土) |
Jプログラム 『東京物語』 Kプログラム 『青春残酷物語』 Lプログラム 『うなぎ』 |
7月25日(日) |
Mプログラム 『くもとちゅうりっぷ/桃太郎 海の神兵』 Nプログラム 『映画 聲の形』 Yプログラム 『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 |
7月26日(月) |
Oプログラム 『幸福の黄色いハンカチ』 Pプログラム 『復讐するは我にあり』 Qプログラム 『舟を編む』 |
7月27日(火) |
Yプログラム 『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 Eプログラム『東京暮色』 Kプログラム 『青春残酷物語』 |
7月28日(水) |
Lプログラム 『うなぎ』 Gプログラム 『カルメン故郷に帰る』 Jプログラム 『東京物語』 |
7月29日(木) |
Mプログラム 『くもとちゅうりっぷ/桃太郎 海の神兵』 Nプログラム 『映画 聲の形』 Kプログラム 『青春残酷物語』 |
7月30日(金) |
Rプログラム 『残菊物語』 Dプログラム 『麥秋』 |
7月31日(土) |
Eプログラム『東京暮色』 Jプログラム 『東京物語』 |
8月1日(日) |
Aプログラム 『二十四の瞳』 Fプログラム 『小さいおうち』 |
8月2日(月) |
Bプログラム 『おくりびと』 Jプログラム 『東京物語』 |
8月3日(火) |
Cプログラム 『わが母の記』 Kプログラム 『青春残酷物語』 |
8月4日(水) |
Dプログラム 『麥秋』 Lプログラム 『うなぎ』 |
8月5日(木) |
Fプログラム 『小さいおうち』 Rプログラム 『残菊物語』 |
8月6日(金) | Iプログラム 『ざ・鬼太鼓座デジタルリマスター』 |
8月7日(土) | Hプログラム 『お茶漬の味』 |
8月8日(日) | Pプログラム 『復讐するは我にあり』 |
8月9日(月) | Jプログラム 『東京物語』 |
8月10日(火) | Kプログラム 『青春残酷物語』 |
8月11日(水) | Rプログラム 『残菊物語』 |
8月12日(木) | Mプログラム 『くもとちゅうりっぷ/桃太郎 海の神兵』 |
8月13日(金) | Nプログラム 『映画 聲の形』 |
8月14日(土) | Oプログラム 『幸福の黄色いハンカチ』 |
8月15日(日) | Pプログラム 『復讐するは我にあり』 |
8月16日(月) | Qプログラム 『舟を編む』 |
8月17日(火) | Xプログラム 『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』 |
8月18日(水) | Yプログラム 『男はつらいよ 花も嵐も寅次郎』 |
8月19日(木) | Rプログラム 『残菊物語』 |
※上映タイムスケジュールは後日発表となります