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エレメント・オブ・クライム【4Kデジタル修復版】+ 併映:ノクターン【ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023】 ELEMENT OF CRIME

7月7日(金)~上映

©1984 Liberator S.A.R.L.

日時

7月7日(金)~上映

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

第37回カンヌ国際映画祭 フランス映画高等技術委員会グランプリ受賞

腐敗と倦怠に包まれた世紀末のヨーロッパを舞台に、殺人鬼と同一化していく男を描く伝説のデビュー作

【STORY】

フィッシャー刑事の捜査哲学は、犯罪者の視点に立って事件を捉え、解決に導くというものだった。しかし、あまりにも犯罪者の心理を分析する能⼒に優れていたため、犯罪の渦中に引きずり込まれてしまい・・・。

『エレメント・オブ・クライム【4Kデジタル修復版】』(1984年/103分/デンマーク/英語/英題: ELEMENT OF CRIME/R15+)
出演:マイケル・エルフィック、メ・メ・レイ


デンマーク映画学校在学中にミュンヘン国際学生映画祭でグランプリ受賞したラース・フォン・トリアーの原点とも呼べる幻の短編映画を日本初公開!

『ノクターン』(1980年)は、ラース・フォン・トリアー監督がデンマーク映画学校に在学中に監督した短編作品。長短編含めた監督のフィルモグラフィで第2作目に位置付けられ、トマス・ヴィンターベア(『アナザーラウンド』)、マーレン・アデ(『ありがとう、トニ・エルドマン』)らを輩出したミュンヘン国際学生映画祭で1980年にグランプリを受賞した作品である。
本作の受賞をきっかけに、フォン・トリアー監督は学内でスターのようにもてはやされて、撮影の自由度も格段に増し、次作『Images of Liberation(浮き彫りの映像)』(1982年)で異例の同映画祭2年連続グランプリを受賞した。フィルター撮影による特徴的な色味の映像や、「光過敏症」という独特なモチーフなど、のちの傑作を思わせるような要素が垣間見られ、才能の片鱗が感じられる。
なお、フォン・トリアー監督は、『ノクターン』を含む短編3作品の後、「ヨーロッパ三部作」と呼ばれる3部作を発表。長編第1作となる『エレメント・オブ・クライム』(1984年)で第 37 回カンヌ国際映画祭フランス映画高等技術委員会グランプリを獲得。長編第2作目となる『エピデミック~伝染病』(1987年)では第 40 回カンヌ国際映画祭 ある視点部門出品。3作目の『ヨーロッパ』(1991年)では第 44 回カンヌ国際映画祭審査員賞・芸術貢献賞ほかを受賞するなど、世界にその才能を知らしめた。
今回、このヨーロッパ三部作の本編映像も特別に公開される。ぜひ、この機会にその才能の萌芽となった短編『ノクターン』と併せて、劇場でご覧頂きたい。

【STORY】

夜。ある女性が自宅のアパートで、眠れずに知人と電話で話している。朝が来ることを恐れている「光過敏症」の女の手には、翌朝6時10分、ブエノスアイレス行きの航空券。彼女は一歩を踏み出すことができるのか。

『ノクターン』 (1980年/8分/デンマーク/デンマーク語/原題: NOCTURNE)
監督・脚本:ラース・フォン・トリアー


【ラース・フォン・トリアー レトロスペクティブ2023】
配給:シンカ