日時
上映中~5月18日(木)※上映終了
料金
【特別料金】一般¥1,600/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
上映中~5月18日(木)※上映終了
【特別料金】一般¥1,600/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
※当館は2K上映
1942年に創立した映画会社。戦時下に政府の企業統合政策により新興キネマ、大都映画、日活製作部門を統合してつくられた。初代社長は作家の菊池寛。1947年に永田雅一が社長に就任した。溝口健二、伊藤大輔、市川崑、三隅研次、池広一夫、増村保造など日本映画を代表する錚々たる巨匠・名匠の作品も数多く制作。また、京マチ子、市川雷蔵、山本富士子、若尾文子、勝新太郎など大映に所属する数多の名だたる映画スターを輩出したほか、田中絹代、香川京子、岸恵子、仲代達矢など他社専属やフリーの俳優を起用し多くの名作を世に出した。日本で唯一のビスタビジョンや70ミリなどの大型映画を手掛けるなど、その高度な技術力にも定評があった。1971年に倒産。
4月28日(金) | 10:00『夜の河』 12:10『大菩薩峠』 14:20『大菩薩峠 竜神の巻』 |
4月29日(土) | 10:00『大菩薩峠 完結篇』 12:10『斬る』 14:20『流転の王妃』 |
4月30日(日) | 10:00『大菩薩峠』 12:10『大菩薩峠 竜神の巻』 14:20『夜の河』 |
5月1日(月) | 10:00『斬る』 12:10『流転の王妃』 14:20『大菩薩峠 完結篇』 |
5月2日(火) | 10:00『座頭市物語』 12:10『雨月物語』 14:20『近松物語』 |
5月3日(水) | 10:00『赤線地帯』 12:10『夜の河』 14:20『大菩薩峠』 |
5月4日(木) | 10:00『雨月物語』 12:10『近松物語』 14:20『座頭市物語』 |
5月5日(金) | 10:00『大菩薩峠』 12:15『大菩薩峠 竜神の巻』 14:25『大菩薩峠 完結篇』 |
5月6日(土) | 10:00『剣』 12:15『剣鬼』 14:25『赤い天使』 |
5月7日(日) | 10:00『羅生門』 12:15『夜の河』 14:25『赤線地帯』 |
5月8日(月) | 10:00『流転の王妃』 12:15『座頭市物語』 14:25『斬る』 |
5月9日(火) | 10:00『近松物語』 12:15『赤線地帯』 14:25『雨月物語』 |
5月10日(水) | 10:00『剣鬼』 12:15『赤い天使』 14:25『剣』 |
5月11日(木) | 10:00『薄桜記』 12:15『羅生門』 14:25『炎上』 |
5月12日(金) | 9:45『赤い天使』 12:15『剣』 14:35『剣鬼』 |
5月13日(土) | 9:45『山椒大夫』 12:15『炎上』 14:35『薄桜記』 |
5月14日(日) | 9:45『雪之丞変化』 12:15『刺青』 14:35『無法松の一生』〈併映〉短編ドキュメント『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』 |
5月15日(月) | 9:45『炎上』 12:15『赤い天使』 14:35『山椒大夫』 |
5月16日(火) | 9:45『刺青』 12:15『薄桜記』 14:35『雪之丞変化』 |
5月17日(水) | 9:45『無法松の一生』〈併映〉短編ドキュメント『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』 12:15『雪之丞変化』 14:35『羅生門』 |
5月18日(木) | 9:45『山椒大夫』 12:15『無法松の一生』〈併映〉短編ドキュメント『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』 14:35『刺青』 |
野戦病院を舞台に従軍看護師のさくら(若尾)は傷ついた兵士や軍医に深い愛を注ぐ─。鋭く重みのあるリアリズムを基調とし、過激描写も厭わない徹底した増村の演出が、戦争の暗部を抉り出す屈指の問題作。
©KADOKAWA1966
『赤い天使』初披露(1966/モノクロ/95分/スコープ)
監督:増村保造
出演:若尾文子、芦田伸介、川津祐介
原作:有馬頼義
脚本:笠原良三
撮影:小林節雄
美術:下河原友雄
音楽:池野成
老舗京染屋の長女で、染物職人のきわ(山本)は新しい感性で手腕を発揮し評判を博していた。ある日彼女は大学教授の竹村(上原)と出会い恋に落ちるが、男には娘と病床に伏す妻がいた。キネマ旬報ベストテン第2位。
©KADOKAWA1956
『夜の河』初披露(1956年/カラー/104分/スタンダード)
監督:吉村公三郎
出演:山本富士子、上原謙、小野道子、阿井美千子、川崎敬三
原作:沢野久雄
脚本:田中澄江
撮影:宮川一夫
美術:内藤昭
音楽:池野成
『卍』に続き谷崎文学を増村保造が映画化。質屋の娘・お艶(若尾)は使用人と駆け落ちし、背中に女郎蜘蛛の刺青を入れ魔性の女へと堕ちていく・・・。
悪女に潜む冷たさと妖艶さを絢爛たるエロチシズムで描く必見の傑作。
©KADOKAWA1966
『刺青』(1966年/カラー/86分/スコープ)
監督:増村保造
出演:若尾文子、長谷川明男、山本学、佐藤慶
原作:谷崎潤一郎
脚本:新藤兼人
撮影:宮川一夫
美術:西岡善信
音楽:鏑木創
近松門左衛門の人形浄瑠璃を巨匠・溝口健二が映画化。不義密通と誤解された男女が真実の愛に気付き覚悟するまでの姿を現代的なスピード感で描く。キャスト、撮影、美術…全てが比類ない完成度に満ちた必見の名作。
©KADOKAWA1954
『近松物語』(1954年/モノクロ/102分/スタンダード)
監督:溝口健二
出演:長谷川一夫、香川京子、南田洋子、進藤英太郎、小澤榮(小沢栄太郎)
原作:近松門左衛門(「大経師昔暦」より)
劇化:川口松太郎(「おさん茂兵衛」)
脚本:依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:水谷浩
音楽:早坂文雄
道場を破門になった典膳(雷蔵)と安兵衛(勝)は偶然に翻弄され、流転の運命を辿る…。雷蔵の代表作の一本で、大映時代劇の到達点。降りしきる雪が血に染まる壮絶なラスト、愛に生きる雷蔵の美しさは特に必見。
©KADOKAWA1959
『薄桜記』(1959年/カラー/110分/スコープ)
監督:森一生
出演:市川雷蔵、勝新太郎、真城千都世、三田登喜子、北原義郎
原作:五味康祐
脚本:伊藤大輔
撮影:本多省三
美術:太田誠一
音楽:斎藤一郎
高倉信吾(雷蔵)は3年の武者修行から戻ってすぐ養父と義妹(渚)が斬殺される。養父の死に際、自身の出生の秘密を聞かされ・・・。 のちに<剣三部作>となる三隅×雷蔵コンビの最初の作品で雷蔵時代劇の頂点のひとつ。
©KADOKAWA1962
『斬る』初披露(1962年/カラー/71分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、藤村志保、渚まゆみ、万里昌代、浅野進治郎、天知茂
原作:柴田錬三郎
脚本:新藤兼人
撮影:本多省三
美術:内藤昭
音楽:斎藤一郎
中里介山が創出した稀代のヒーロー・机龍之助(雷蔵)を、脚本衣笠貞之助、監督に三隅研次を迎え描く傑作時代劇。眠狂四郎シリーズの先駆けとも言えるそのヒーロー像は雷蔵時代劇の中でも屈指の虚無さを醸し出す。
©KADOKAWA1960
『大菩薩峠』初披露(1960年/カラー/105分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、山本富士子、本郷功次郎、中村玉緒、菅原謙二、根上淳、笠智衆
原作:中里介山
脚本:衣笠貞之助
撮影:今井ひろし
美術:内藤昭
音楽:鈴木静一
狂四郎シリーズの柴田錬三郎同名小説を映画化。花造りの名人で健脚、人斬りの名手という個性的なヒーロー・斑平(雷蔵)の数奇な運命を描く。主人公が乗り移ったかのような映画ラストの殺陣シーンは必見。
©KADOKAWA1965
『剣鬼』初披露(1965年/カラー/83分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、姿美千子、佐藤慶、五味龍太郎、睦五郎、戸浦六宏
原作:柴田錬三郎
脚本:星川清司
撮影:牧浦地志
美術:下石坂成典
音楽:鏑木創
坊主頭、盲目にして居合い抜きの達人-従来にない強烈なキャラクターと、役柄が憑依したような勝新太郎の強烈なパーソナリティとが相まって大ヒットしたシリーズ第1作。共演した天知茂のニヒルな個性も見所。
©KADOKAWA1962
『座頭市物語』(1962年/モノクロ/96分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:勝新太郎、万里昌代、島田竜三、三田村元、天知茂
原作:子母沢寛
脚本:犬塚稔
撮影:牧浦地志
美術:内藤昭
音楽:伊福部昭
前作で新選組に所属した龍之助(雷蔵)だが、本作では天誅組に加わる。両眼を失い、ますます凄みと殺気を漂わす音無しの構え。物語の後半、盲目になった龍之助がさらに虚無へ落ちていき壮絶に輝く姿も必見。
©KADOKAWA1960
『大菩薩峠 竜神の巻』初披露(1960年/カラー/90分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、山本富士子、本郷功次郎、中村玉緒、近藤美恵子
原作:中里介山
脚本:衣笠貞之助
撮影:今井ひろし
美術:内藤昭
音楽:斎藤一郎
狂気の度を深め、殺人鬼となりながらも我が子を恋い慕うことの悲しさを内包しているという難役を、雷蔵がひたすら悲痛にそして妖しく演じる。心眼冴える龍之助(雷蔵)の魔剣と兵馬(本郷)の正剣の対決の行方は?
©KADOKAWA1961
『大菩薩峠 完結篇』初披露(1961年/カラー/98分/スコープ)
監督:森一生
出演:市川雷蔵、本郷功次郎、中村玉緒、小林勝彦
原作:中里介山
脚本:衣笠貞之助
撮影:本多省三
美術:西岡善信
音楽:塚原晢夫
没後に俳優初の国民栄誉賞を受賞した大スター・長谷川一夫の300本記念作品。計算し尽された様式美で描く恋と復讐の物語。ジャズを使用した音楽や効果音など細部に至るまでオリジナリティに富んだ必見の傑作。
©KADOKAWA1963
『雪之丞変化』(1963年/カラー/114分/スコープ)
監督:市川崑
出演:長谷川一夫、山本富士子、若尾文子、市川雷蔵、勝新太郎、船越英二
原作:三上於莵吉
脚色:伊藤大輔、衣笠貞之助
シナリオ:和田夏十
撮影:小林節雄
美術:西岡善信
音楽:芥川也寸志、八木正生
三島由紀夫の短編小説を雷蔵自ら映画化を企画。生涯の全てを剣道一筋に賭ける青年・国分次郎を唯一無二の存在感で演じる。究極まで“今”を生きるその生き様と死を選ぶほどの純粋さが畏敬の念すら思わせる。
©KADOKAWA1964
『剣』初披露(1964年/モノクロ/95分/スコープ)
監督:三隅研次
出演:市川雷蔵、藤由紀子、川津祐介、長谷川明男
原作:三島由紀夫
脚本:舟橋和郎
撮影:牧浦地志
美術:内藤昭
音楽:池野成
九州小倉の名物男・松五郎、通称<無法松>は陸軍大尉・吉岡小太郎の息子を偶然助け、以降一家と交流を深める。小太郎死後も無法松は母子に献身的に尽くすが・・・。名匠・稲垣浩の最高傑作で日本映画史に燦然と輝く名作。
©KADOKAWA1943
『無法松の一生』〈併映〉短編ドキュメント『ウィール・オブ・フェイト~映画『無法松の一生』をめぐる数奇な運命~』
(1943年/モノクロ/80分/スタンダード)※短編19分
監督:稲垣浩
出演: 阪東妻三郎、月形龍之介、永田靖、園井恵子、沢村アキオ、杉狂児
原作:岩下俊作
脚本:伊丹万作
撮影:宮川一夫
美術:角井平吉
音楽:西梧郎
巨匠・溝口健二の遺作にして真骨頂ともいうべき傑作。様々な事情を抱え、公認の売春地域(赤線)に生きる女たちの生き様を生々しくリアルに描いた悲喜劇。戦後を代表する音楽家・黛敏郎による音楽も注目。
©KADOKAWA1956
『赤線地帯』(1956年/モノクロ/86分/スタンダード)
監督:溝口健二
出演:京マチ子、若尾文子、木暮実千代、三益愛子、菅原謙二
脚本:成澤昌茂(篇中一部分、芝木好子「洲崎の女」より)
撮影:宮川一夫
美術:水谷浩
音楽:黛敏郎
上田秋成の短篇集をもとに映画化。戦乱時町に出た焼き物師(森)が姫君(京)の屋敷に招かれるが、実は彼女は…。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞受賞。世界の映像作家に影響を与えた名シーンが続出する世界的傑作。
©KADOKAWA1953
『雨月物語』(1953年/モノクロ/97分/スタンダード)
監督:溝口健二
出演:京マチ子、水戸光子、田中絹代、森雅之、小澤榮(小沢栄太郎)
原作:上田秋成
脚本:川口松太郎、依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:伊藤熹朔
音楽:早坂文雄
文豪・三島由紀夫の「金閣寺」を映画化。吃音症の青年僧が国宝寺院に放火するに至るまでの揺れる感情を入念に描く。ラストの幻想的な炎上シーンは映像美の極致。雷蔵は本作での演技が高く評価され数々の賞に輝いた。
©KADOKAWA1958
『炎上』(1958年/モノクロ/99分/スコープ)
監督:市川崑
出演:市川雷蔵、中村鴈治郎、仲代達矢、新珠三千代、浦路洋子、中村玉緒
原作:三島由紀夫(「金閣寺」より)
脚本:和田夏十、長谷部慶治
撮影:宮川一夫
美術:西岡善信
音楽: 黛敏郎
森鴎外の同名小説を映画化、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝いた文芸大作。山椒大夫にさらわれた兄妹が、生き別れた母親との再会を夢見るが…。女性の美しさを完璧に描いた巨匠・溝口健二後期の代表作。
©KADOKAWA1954
『山椒大夫』(1954年/モノクロ/124分/スタンダード)
監督:溝口健二
出演:田中絹代、花柳喜章、香川京子
原作:森鷗外
脚本:八尋不二、依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:伊藤熹朔
音楽:早坂文雄
旅法師と柚売りが通りすがりの下人に不思議な話を語り始める―盗賊が森で女を犯し、その夫を殺害したが各々が語る証言は異なっていた。米アカデミー賞®名誉賞(最優秀外国語映画賞)、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞受賞。豪華キャストによる演技にも注目。
©KADOKAWA1950
『羅生門』(1950年/モノクロ/88分/スタンダード)
監督・脚本:黒澤明
出演:三船敏郎、京マチ子、志村喬、森雅之、千秋実、加東大介
原作:芥川龍之介(「藪の中」より)
脚本:橋本忍
撮影:宮川一夫
美術:松山崇
音楽:早坂文雄
大反響を呼んだ愛新覚羅浩の原作「涙のベストセラー」を脚本・和田夏十、監督に田中絹代、京マチ子が主演と豪華女性陣で描く文芸巨編。国際結婚をした女性の、愛に包まれながらも苦難に満ちた生涯を描く感動大作。
©KADOKAWA1960
『流転の王妃』(1960年/カラー/102分/スコープ)
監督:田中絹代
出演:京マチ子、船越英二、金田一敦子、東山千栄子、沢村貞子、笠智衆
原作:愛新覚羅浩
脚本:和田夏十
撮影:渡辺公夫
美術:間野重雄
音楽:木下忠司
【大映4K映画祭】
配給:KADOKAWA