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危険な関係 4Kデジタル・リマスター版 Dangerous Love Affairs/Les liaisons dangereuses

1月13日(金)、17日(火)上映

日時

1月13日(金)、17日(火)上映

料金

【特別料金】一律¥1,500 /UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも ¥900※サービスデー適用外、各種鑑賞券・招待券使用不可

詳細 DETAIL

鬼才ロジェ・ヴァディムがコデルロス・ド・ラクロによる1782年の同名原作を基に、舞台を現代のパリに移し、ヴァルモン子爵とメルトゥイユ侯爵夫人を外交官夫妻に置き換えた野心作。

セロニアス・モンク、そしてアート・ブレイキー&ジャズ・メッセンジャーズらの奏でるモダン・ジャズナンバーも一層作品を盛り立てている。公開当時、性道徳に反した内容と当時としては過激なベッド・シーンで激しい論争を巻き起こし、 本国フランスでも上映禁止処分を受けたいわくつきの作品で、外国輸出禁止令がしかれていたが、日本が最初の輸出国となった。
よこしまな快楽にひたりながらも瞬間的な真実を求めて生きたヴァルモンという、この複雑な心理を持つ現代の“ドン・ファン”には、ジェラールにまさる適役はいなかった。ジュリエット役にジャンヌ・モロー。リリー・パルマーやミシュリーヌ・プレールの名が挙がる中、ジャンヌ・モローは「ジュリエット役は自分しかいない」と目していたという。貞淑な人妻マリアンヌには、当時ヴァディムの2番目の妻だったアネット・ヴァディム。配役が難航していたときに、その北欧的な美しさから急遽抜擢された。また、奔放な現代っ子セシルに新人のジャンヌ・ヴァレリー。作家・ミュージシャンのボリス・ヴィアンが、ヴァルモンの友人役として出演している。奇しくも1959 年6月23日に『墓にツバをかけろ』の試写中、ボリス・ヴィアンが心臓発作で、そして『危険な関係』公開中の11月25日にジェラール・フィリップが肝臓癌で、相次いで世を去ることになる。

【STORY】
外交官夫妻のヴァルモンとジュリエットは、パリの社交界でも目立つ存在だ。

しかし、実際の二人は、お互いの情事の成果を報告し合う夫婦関係を続けていた。ジュリエットは、愛人だったアメリカ人のコートが18歳のセシルと婚約したことを知り、嫉妬心からヴァルモンにセシルを誘惑するよう持ちかける。セシルを追って冬のメジェーヴまで来たヴァルモンは、そこで貞淑な人妻マリアンヌと出会い、本気になってしまう。

『危険な関係 4Kデジタル・リマスター版』※当館は2K上映(1959年/105分/モノクロ/ビスタ/5.1ch/原題:Les liaisons dangereuses/日本公開:1961年)
監督:ロジェ・ヴァディム
出演:ジャンヌ・モロー、ジェラール・フィリップ、アネット・ヴァディム、ジャンヌ・ヴァレリー、ジャン=ルイ・トランティニャン
原作:コデルロス・ド・ラクロ


『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』
配給:セテラインターナショナル