パルムの僧院 2Kデジタル・リマスター版 The Charterhouse of Parma/La Chartreuse de Parme
1月15日(日)、19日(木)上映
日時
1月15日(日)、19日(木)上映
料金
【特別料金】一律¥1,500 /UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも ¥900※サービスデー適用外、各種鑑賞券・招待券使用不可
1月15日(日)、19日(木)上映
1月15日(日)、19日(木)上映
【特別料金】一律¥1,500 /UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINKユース会員(22歳以下)いつでも ¥900※サービスデー適用外、各種鑑賞券・招待券使用不可
スタンダール原作の映画化作品。初のアクションにも挑み、ジェラールの代表作となった。戦後初めてイタリアでオール・ロケされた作品でもある。
7月の酷暑のローマ、ジェラールは18メートルもある塔からロープで降りる場面ではスタントマンではなく、自分で降りると言い張った。監督によると1回目のシーンを撮り終え、念のため2回目のシーンを撮った後、初めてジェラールの両手がロープとの摩擦により完全に焼け焦げて血だらけになっていることを知ったという。必要なシーンのために、彼は決して不平を言わず不屈の意志と勇気をもって撮影に臨んでいたのだ。共演は、あでやかなサンセヴェリナ公爵夫人にマリア・カザレス、百合の花のようなクレリアにルネ・フォールが対照的な美しさを見せている。特にマリア・カザレスは、ジェラールと舞台「フェデリーゴ」などで共演しており、俳優としてお互いに尊敬し合う仲だった。
1815年、ナポリでの勉学を終えて故郷パルムに帰郷したファブリス・デル・ドンゴは、叔母のサンセヴェリナ公爵夫人宅に身を寄せる。若々しく溌剌としたファブリスに、育ての親であるサンセヴェリナ公爵夫人は心奪われてしまう。また、国王エルネスト4世が催した夜会でファブリスを一目見た典獄の娘クレリアも彼に心惹かれる。道化役者をあやまって殺してしまったファブリスは城砦に幽閉されてしまう。脱獄をしようと牢獄の窓から外を窺っているうちに、クレリアの存在に気付き、わびしい幽閉生活の中、彼女と心を通わせることで生きる希望を見つけるファブリス。サンセヴェリナ公爵夫人は反王党派の助けを借り、ファブリスを脱獄させるが、この一件でクレリアの父は罷面され、クレリアは父の言いなりとなりクレサンジ侯爵との結婚に承知する。クレリアの結婚を知り、パルムへと戻ったファブリスは再び捕らえられてしまう……。
『パルムの僧院 2Kデジタル・リマスター版』(1948年/174分/フランス/モノクロ/スタンダード/モノラル/原題:La Chartreuse de Parme/日本初公開:1951年(142分バージョン)/2K日本初公開)
監督・脚本:クリスチャン・ジャック
出演:ジェラール・フィリップ、マリア・カザレス、ルイ・サルー、ルネ・フォール
原作:スタンダール
『ジェラール・フィリップ 生誕100年映画祭』
配給:セテラインターナショナル