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渚の果てにこの愛を La route de Salina

上映中~12月23日(木)※上映終了

© 1970 STUDIOCANAL - Fono Roma - Selenia Cinematografica S.R.L. All Rights Reserved.

日時

上映中~12月23日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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※数量限定、なくなり次第終了となります。あらかじめご了承ください。


インモラル 、ビザール、そしてイノセント

今から50年前、カウンター・カルチャー全盛の時代。ヨーロッパ映画界で一瞬の光彩を放って消え去った一人のアメリカ人女優がいた。今や知る者もわずかとなり、映画史から忘れ去られようとしているその女優の名は、ミムジー・ファーマーという。男を狂わせる危険な魅力に溢れた代表作2本を、半世紀ぶりに再公開!

▶関連上映『MORE/モア』の詳細はこちら


あまりの異様さが観る者の心を揺さぶる異形のミステリー、
数十年の封印を破り、衝撃の再公開!

『MORE/モア』の鮮烈な存在感で一躍時の人となったミムジー・ファーマー。『渚の果てにこの愛を』は、そのブロンドのショートカットとフル・ヌードのイメージを引き継ぎ、前作と並ぶ彼女の代表作となった異形のミステリー。

80年代にレンタルビデオが出回って以来、過去数十年にわたり世界的に封印状態にあった幻の作品だ。後のジェーン・バーキン主演『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』と同様、茫漠たる荒野を舞台に歪んだ人間関係が描かれるこの作品で、ミムジーは禁断の愛に憑かれた女を熱演、イタリアのダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞・特別賞に輝いた。常軌を逸した妄執によって愛する男と自らをも破滅へと誘う女性像は、その可憐でセンシティブな美しさとともに、女優ミムジー・ファーマーを初めて知る者の心をざわめかせるだけでなく、物語のあまりの異様さをして、観る者の心に深い爪痕を残すに違いない。

【STORY】

愛してはならない―その美しい娘は「妹」だった・・・

港町サリナへと続く荒野の一本道。若き旅人ジョナス(ロバート・ウォーカー)は、道沿いの小さな食堂兼ガソリンスタンドにたどり着いた。井戸水で渇きを潤していると、ふと現れた女と目が合った。「ロッキー!」―女主人のマラ(リタ・ヘイワース)は、ジョナスを4年前に家出した息子、ロッキーと信じ込んでいた。マラの美しい娘ビリー(ミムジー・ファーマー)もまた笑顔で「兄」に抱きついてきた。食堂の常連ワレン(エド・べグリー)も知り合いだったかのように話しかけてくる。一体どういうことだ?全員気が狂っているのか―疑念が晴れぬまま、しかし行くあてもないジョナスは、ロッキーのふりをしたまま母娘と一緒にそこで暮らすことに。そんなある日の午後、シャワーを浴びたビリーがタオル1 枚の姿でジョナスの部屋を訪れ、ふたりは欲望のままに抱き合ってしまう―。ロッキーという男は実在するのか? そして「兄」と「妹」、禁断の愛の行方は…。

『渚の果てにこの愛を』(1970年/フランス・イタリア合作/フランス語/カラー/スコープサイズ 1:2.35/モノラル/DCP/95分/R-15+)
監督・脚本:ジョルジュ・ロートネル
出演:ミムジー・ファーマー、ロバート・ウォーカー、リタ・ヘイワース、エド・べグリー、ブルース・ぺシュール、デイヴィッド・サックス、ソフィー・アルディ、マルク・ポレル
脚色・台詞:パスカル・ジャルダン、ジャック・ミラー、シャルル・ドラ
原作:モーリス・キュリー
撮影監督:モーリス・フェルー
美術監督:ジャン・ドゥボンヌ
衣装:ジャン・ブキャン、マリー=テレーズ・ル・ギロシェ
配給:コピアポア・フィルム