桑原志織が一次予選で弾いたバラード第4番は、エレガントな推進力に満ち、温かみのある音色でホールを満たしてゆく。
ヴィンセント・オンは24の前奏曲を全曲取り上げ、1曲ごとに説得力のある解釈で瑞々しい作品像を提示する。今回の最年少受賞者であるリュー・ティエンヤオはファイナルでピアノ協奏曲第1番を演奏。伸びやかで煌めくような音色で、オーケストラとの鮮やかな対話を響かせる。

《練習曲イ短調Op.25第11番》《ノクターンロ長調Op.9第3番》《ワルツ変イ長調Op.34第1番》《バラードヘ短調Op.52》
ヴィンセント・オン 二次予選

(C)Wojciech Grzedzinski
《ポロネーズ変イ長調Op.53》《前奏曲集Op.28》
リュー・ティエンヤオ ファイナル

©Wojciech Grzedzinski
《ポロネーズ=幻想曲変イ長調Op.61》《ピアノ協奏曲第1番ホ短調Op.11》
2025年にポーランドの首都ワルシャワで開催された「第19回ショパン国際ピアノコンクール」の演奏をポーランド国立ショパン研究所(NIFC)の協力により、映画館の素晴らしい音響でお届けします。
ショパン研究所が4Kで撮影した迫力のある映像はピアニスト達の指使いや表情など、映画館で見ていることを忘れ、まるでワルシャワのコンクール会場にいるかのような臨場感。(※当館では2K上映)3つの上映プログラムがあり、各プログラムにてファイナリストたちの名演奏を楽しめます。
プログラム選出:マルタ・カルシ・芦田(ショパン国際ピアノコンクール通訳者)
フリデリク・ショパン研究所がポーランドのワルシャワで開催する、世界最古の国際ピアノコンクール。
1927年に第1回が行われ、第二次大戦中に中断するも、その後は5年に1度開催される。課題曲はすべてショパン作品で占められる。

【第19回ショパン国際ピアノコンクール映像選】 The 19th International Chopin Piano Competition
(2025年/日本/ポーランド/カラー)
企画:マーメイドフィルム、VALERIA、MK Project
配給:コピアポア・フィルム
協力:国立ショパン研究所
後援:ポーランド広報文化センター、日本ショパン協会