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マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン【再上映】 Maija Isola/Maija Isola Master of Colour and Form

7月3日(金)~上映

© 2021 Greenlit Productions and New Docs

日時

7月3日(金)~上映

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北欧を代表するブランド「マリメッコ」の伝説的デザイナー、
マイヤ・イソラ。
暮らしを彩りつづけるデザインの源は、旅、自由、愛。

京都文化博物館にて2026年7月4日(土)-2026年9月6日(日)まで「マリメッコ展 模様のちから」の開催が決定!

マリメッコの創業者であるアルミ・ラティアの言葉を手がかりに、様々な年代のドレスやアートワーク、ファブリックを通じて、マリメッコの創造の美学、また継承されるプリントメイキングの技に多角的な視点から光を当てることで、マリメッコの世界へ来場者を誘い、「模様のちから」を伝えます。

本展覧会の開催に伴い、アップリンク京都では『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』の再上映が決定いたしました。創業者アルミとブランドを支え続けた伝説的デザイナーの、貴重なアーカイブをぜひ劇場で。

▶【マリメッコ展 模様のちから】詳細はこちら

「マリメッコ」の伝説的デザイナー、マイヤ・イソラとは

日本でも人気の北欧を代表するデザインブランド「マリメッコ」。ケシの花をモチーフとした「Unikko(ウニッコ)」など、2021年に70周年を迎えたマリメッコを代表するデザインの多くはマイヤ・イソラが手掛けたものである。マリメッコの成長と共にデザイナーとしての才能を開花させ、創業前の1949年から87年までの38年間に500以上という驚異的な数のデザインをマリメッコに提供。そのタイムレスな魅力にあふれた大胆でカラフルなデザインは、半世紀以上経った今でも私たちの暮らしを彩りつづけている。1人のデザイナーが手掛けたものとは思えないほど多彩なデザインを次々と生み出したマイヤ・イソラの創作の源とはなにか。創業者アルミ・ラティアとの唯一無二のパートナーシップによってマリメッコの成功を支えた、類稀なデザイナーの足跡をたどりながら、創作の秘密に迫っていく。

激動の時代、旅をしながら自由な創作を続けた、恋多き人生

戦時下を生き抜き、19歳で娘クリスティーナを出産後に芸術大学へ進学したマイヤは、在学中にマリメッコ創業者であるアルミに認められ、デザイナーとしての道を歩むこととなる。そして、旅することを原動力としたマイヤは、社会が移り変わる激動の時代に世界中を旅し、そこで出会った人々や見聞き経験したすべてをエネルギーに変えて絵を描き、新たなデザインを生み出していく独自のスタイルを作っていった。それは、何にも縛られない自由なスピリットと、常に貪欲に挑戦し続ける創作への情熱を生涯持ち続けた人生だった。また、恋多き女性でもあったマイヤは三度の結婚・離婚を繰り返し、恋愛をも創作の糧としていた。

旅先からの手紙、日記、娘の証言で綴られ、彩り鮮やかなデザインが踊り出す

本作は、離れて暮らす愛する娘や家族に送った手紙と本人の日記、娘の証言、当時の様子を映すアーカイブ写真や映像が「自分語り」で綴られ、「マイヤ・イソラのファブリックは自分の人生の一部」と語る新鋭監督がアニメーション等を駆使して挑んだ意欲作。いつ、どこで、どんな想いからデザインを生み出していったのか、臨場感たっぷりに生き生きと彩り鮮やかに映し出されるデザインや絵画は、観る者の心を躍らせる。旅を愛し、世界のすべてをかたちにしてきたマイヤ・イソラというしなやかで逞しいデザイナーの人生を体感することで、今の時代を生き抜く力を貰える傑作アート・ドキュメンタリーである。

【STORY】
わたしは、すべてをかたちにする。

フィンランド南部リーヒマキ、アロランミ。1927年、マイヤは農家の3人娘の末っ子として生まれた。農作業を手伝い、姉妹で紙の人形を作ってままごとをして遊んでいた。13歳から家を出て一人暮らしとなり、厳しい戦時下を生き抜いた。45年、17歳年上の商業芸術家ゲオルグ・レアンデリン(ヨック)と結婚し、翌年19歳でクリスティーナを出産。ヨックとは共に暮らすこともなく離婚し、母トイニにクリスティーナを預け、マイヤはヘルシンキの芸術大学へ進学する。この時から、マイヤは離れて暮らす娘に手紙を送り続けていく。初めてのノルウェーへの海外旅行で出会った壺をデザインしたファブリックを大学のコンテストに出品すると、マリメッコの前身であるプリンテックス社を立ち上げた(マリメッコ創業は1951年)アルミ・ラティアの目に止まる。アルミはマイヤの作品を購入し、マイヤはデザイナーとして雇われることになる。経営者とデザイナー、アルミとマイヤの唯一無二のパートナーシップの始まりである。

52年、画家のヤーッコ・ソメルサロと二度目の結婚。2人は描いた絵を売りながらヨーロッパを旅し、カウニスマキに小さなアトリエを構えた。この頃のマイヤはアシスタントとしてヤーッコを支えたが、こっそりと絵を描き続ける。55年にヤーッコと離婚してから、抑えていたものが爆発するように創作に邁進し、旅する生活がその源となっていた。58年に手がけた「装飾シリーズ」は評判となり、マイヤの名前が知られるきっかけとなった。マリメッコはアメリカ進出を果たし、60年にジャクリーン・ケネディが購入したドレスを着て雑誌の表紙を飾ったことが話題となる。その後の「バロックシリーズ」や「建築シリーズ」など、マイヤの大胆でカラフルなデザインは、マリメッコの海外での成功に大きく貢献した。64年には「(花はそのままが一番美しいので)花をファブリックのモチーフにすることは許さない」としていたアルミの意に反し、マイヤは花のデザインだけを集めた「花シリーズ」を制作。そのデザインを見たアルミは考えを変えて、多くのデザインを購入。そのうちのひとつが「Unikko(ウニッコ)」であり、その後マリメッコのアイコンとなった。

『マイヤ・イソラ 旅から生まれるデザイン』Maija Isola/Maija Isola Master of Colour and Form
(2021年/フィンランド・ドイツ/フィンランド語/100分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch)

監督:レーナ・キルペライネン
出演:マイヤ・イソラ、クリスティーナ・イソラ、エンマ・イソラ
字幕翻訳:渡邊一治
字幕協力:坂根シルック
後援:フィンランド大使館
配給:シンカ + kinologue