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ハウス・オブ・ザ・デビル The House of the Devil

3月27日(金)公開

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3月27日(金)公開

詳細 DETAIL

『X エックス』『Pearl パール』『MaXXXine マキシーン』
タイ・ウェスト監督の原点
伝説のオカルト・スラッシャーホラーが
日本のスクリーンに初降臨!

1980年代のアメリカでは、「サタニック・パニック」と呼ばれる悪魔崇拝をめぐる前代未聞の集団ヒステリーが社会を席巻した。子どもの頃に儀式に参加させられ虐待を受けた、という証言が全土で噴出し、マスコミから司法、ついにはFBIまでが動く大騒動へと発展した。本作『ハウス・オブ・ザ・デビル』は、そんな不穏な時代のアメリカ北東部を舞台に、全編16mmフィルムで撮影され、セットや衣装、フォントデザイン、カメラワークに至るまで徹底して当時の空気を再現し、80年代スラッシャーへの愛情を詰め込んだ一作である。

監督は、A24初のシリーズ化作品「Xシリーズ」で世界的ヒットを飛ばしたタイ・ウェスト。デビュー作『The Roost』(‘05)で注目を集め、『キャビン・フィーバー2』(‘09)の監督に抜擢されるも、制作側との対立から望まぬ形で公開される苦い経験を味わう。ハリウッドから距離を置き、自らの原点に立ち返って撮り上げた本作は、トライベッカ映画祭やスクリームフェストで絶賛され、じわじわと時間をかけて禍々しい恐怖の雰囲気を醸成していく独自の演出スタイルを確立した出世作となった。

主人公サマンサを演じるジョスリン・ドナヒューは、本作を機に“80年代ホラーの正統的継承者”として高い評価を獲得し、『インシディアス 第2章』(‘13)『ドクター・スリープ』(’19)など話題作へ進出。サマンサの友人メーガン役には、後に『レディ・バード』(’17)『バービー』(’23)で世界的監督となるグレタ・ガーウィグが出演し、彼女のキャリアの出発点でもある“マンブルコア映画”の流れを汲んだ自然体の魅力を発揮している。さらに、長身と独特の声質で唯一無二の存在感を放つ個性派怪優トム・ヌーナンと、アンディ・ウォーホルとのコラボレーションで知られるアート映画界の伝説メアリー・ウォロノフが、怪しいアルバイトの依頼人・ウルマン夫妻を演じ、ただならぬ存在感で物語に不穏な影を落とす。

16mmフィルムが刻むざらついた質感、80年代ホラーへの偏愛に満ちた演出、そして後の「Xシリーズ」へとつながる独自の美学の萌芽——。現代ホラー映画界の中心を担うタイ・ウェスト監督の輝かしいキャリアの原点にして、世界中で熱狂的支持を集め続ける“異形の傑作”が、ついに日本のスクリーンに初降臨する。

【STORY】

1980年代、アメリカ人の70%が残虐な悪魔崇拝者の存在を信じていた――。
皆既月食の影が空を覆うとき、“究極の邪悪”が解き放たれる
当時実際に起きた、“説明不能な出来事”を基にした物語

1983年、アメリカ・コネチカット州の田舎町。だらしないルームメイトとの寮生活にうんざりしたサマンサ(ジョスリン・ドナヒュー)は、小さなアパートを借りることにする。初月の家賃300ドルを至急用意しなければならないサマンサは、条件の良いベビーシッター募集の広告に応募する。電話に出た男は、今夜、妻とともに皆既月食を見るパーティに参加する間だけ子守りを頼みたいと言う。電話での様子はどこか奇妙だったが、金に困っているサマンサは依頼を受けることにした。
サマンサの親友メーガン(グレタ・ガーウィグ)に森の中にある人里離れた家まで車で送ってもらうと、そこで広告主のウルマン氏(トム・ヌーナン)は、実際にはベビーシッターではなく、妻の老いた母親の世話を頼みたいのだと明かす。ウルマン氏に一晩で400ドルを提示されたサマンサは、メーガンの反対を押し切って引き受けることにするが…。

【DIRECTOR】
監督・脚本:タイ・ウェスト(Ti West)
1980年、アメリカのデラウェア州ウィルミントン生まれ。少年時代にレンタル・ビデオで観た1970~80年代のホラー映画に影響を受けて映画監督を志すようになり、ニューヨークのスクール・オブ・ビジュアル・アーツで映画を学ぶ。
商業映画デビュー作『The Roost(原題)』(’05)、監督第2作『Trigger Man(原題)』(’07)で業界の注目を集めると、『キャビン・フィーバー2』(‘09)の監督に大抜擢されるも、制作側との対立から不本意な形で公開される経験を経て、ハリウッドの商業主義から距離を置き、自らの原点でもあるインディペンデント映画の製作に立ち返ることを決意する。出世作となった『ハウス・オブ・ザ・デビル』(‘09)が「この10年で最も素晴らしいホラー映画の1本」と評されブレイクを果たすと、興行的にもスマッシュヒットを記録した『インキーパーズ』(’11)、イーライ・ロスがプロデューサーを務めヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された『サクラメント 死の楽園』(‘13)など、クラシックホラーの文法やドキュメンタリー風手法を巧みに取り入れた作品を発表し、ジャンル映画の新たな旗手として評価を確立。2022年にはA24初のシリーズ化作品となった「Xシリーズ」(『X エックス』(’22)『Pearl パール』(’22)『MaXXXine マキシーン』(’24))を監督して世界的な大ヒットを記録、現代ホラー映画界の新たな中心人物として、国際的な注目を集め続けている。
次回作には、チャールズ・ディケンズの古典的名作『クリスマス・キャロル』をジョニー・デップ主演で映画化する『Ebenezer: A Christmas Carol(原題)』が控えている。
【FESTIVALS】
トライベッカ映画祭 正式出品
富川国際ファンタスティック映画祭 国際コンペティション部門 正式出品
スクリームフェスト 最優秀女優賞、最優秀作曲賞 受賞
シカゴ国際映画祭 アフターダーク・コンペティション部門 正式出品


『ハウス・オブ・ザ・デビル』The House of the Devil
(2009 年/アメリカ/英語/95分/カラー/1:1.85/5.1ch)
監督・脚本:タイ・ウェスト
出演:ジョスリン・ドナヒュー、グレタ・ガーウィグ、トム・ヌーナン、メアリー・ウォロノフ
配給:OSOREZONE
配給協力:シンカ