上映 MOVIES

SUB MENU

ひなぎく 4Kレストア版 Sedmikrásky

3月20日(金)公開

© Czech audiovisual fund, source: NFA

日時

3月20日(金)公開

詳細 DETAIL

映画監督のジャック・リヴェットやマイク・ミルズ、アルノー・デプレシャン、
アリ・アスター、そして俳優のエル・ファニングやノエミ・メルランが
ベスト映画の一本とする60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作!!

ベルガモ国際映画祭グランプリ、
ベルギー映画祭批評家協会賞、フィンランド映画祭批評家協会賞、
ブリュッセル国際映画祭技術大会・三葉虫賞(ヴェラ・ヒティロヴァー、ヤロスラフ・クチェラ)、
1966年最も成功した映画主導賞(ヤロスラフ・クチェラ)

岡崎京子、矢川澄子、小泉今日子、野宮真貴、ヴィヴィアン佐藤、池田エライザ、水原希子、ヒグチユウコ、様々なデザイナーや、ファッション誌を飾るモデル達も「大好きな映画」と絶賛する60年代女の子映画の決定版!!

マリエ1とマリエ2は、人形の真似をし、姉妹と偽り、男たちを騙しては食事をおごらせ、嘘泣きの後、笑いながら逃げ出す。部屋の中で、牛乳風呂を沸かし、紙を燃やし、ソーセージをあぶって食べる。グラビアを切り抜き、ベッドのシーツを切り、ついにはお互いの身体をちょん切り始め、画面全体がコマ切れになる。色ズレや、カラーリング、実験的な効果音や光学処理、唐突な場面展開など、あらゆる映画的な手法が使われ、衣装や小道具などの美術や音楽のセンスも抜群。60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの傑作。

監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
Věra Chytilová

1929年、チェコのオストラヴァ生まれ。62年FAMUの卒業制作『天井』で注目され、60年代チェコ・ヌーヴェルヴァーグの代表的な監督となる。プラハの春以降、『ひなぎく』と『楽園の果実を食べて』(1969年)が政府に睨まれ、1976年まで活動停止し、『りんごゲーム』で活動を再開、自由化後も『解放者マサリク』(1990年)、『罠・罠・罠』(1998年)などを発表。2014年3月12日永眠。チェコ映画のファーストレディーと称される。

『ひなぎく 4Kレストア版』Sedmikrásky
(1966年/77分/チェコスロヴァキア/カラー)

監督:ヴェラ・ヒティロヴァー
出演:イトカ・ツェルホヴァー(マリエ1役)、イヴァナ・カルバノヴァー(マリエ2役)、他
原案:ヴェラ・ヒティロヴァー、パヴェル・ユラーチェク
脚本:ヴェラ・ヒティロヴァー、エステル・クルンバホヴァー
撮影:ヤロスラフ・クチェラ
美術:エステル・クルンバホヴァー、ヤロスラフ・クチェラ
衣装:エステル・クルンバホヴァー
音楽:イジー・シュスト、イジー・シュリトゥル
配給:チェスキー・ケー