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チリの闘い:武器なき民の抵抗 第2部:クーデター

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第2部:クーデター(1976年/92分)

第二部は、第一部の終盤に登場した1973年6月29日のクーデター未遂事件で幕を開ける。この「クーデター未遂」は、軍にとって有益な予行演習となったことは明らかであり、「本番」がおこなわれるのは時間の問題だと誰もが認識しはじめた。

左派は戦略をめぐって分裂し、一方右派は着々と軍による権力掌握の準備を進める。最終的に73年9月11日の朝にクーデターが実行に移され、大統領府は軍による爆撃を受け破壊される。
アジェンデはラジオを通じてチリ国民に向け演説をした後、自殺と思われる死を遂げる。同じ日の夜、アウグスト・ピノチェトを議長とする軍事評議会のメンバーがテレビ出演し、新たな軍事政権の発足を宣する。


「史上最高のドキュメンタリー」と名高い
伝説のドキュメンタリーの2Kレストア版が公開。

『チリの闘い』は、サルバドール・アジェンデ政権が軍事クーデターに倒れるまでの最後の数ヶ月を、当時の現場で撮影し続けた映像記録である。国会内の応酬からストライキとデモ、銃声とともに倒れるジャーナリスト、空爆で崩れ落ちる大統領府までを捉えた、3部作構成となっている。
本作は、カンヌ国際映画祭(監督週間)やベルリン国際映画祭(フォーラム部門)、ハバナ映画祭をはじめとする世界の主要映画祭で絶賛されたうえ、Time Out誌によって「映画史上もっとも偉大なドキュメンタリーの一つ」と称され、政治ドキュメンタリーの金字塔として語り継がれている。

このたび公開する2Kレストア版は、オリジナル素材から5年の歳月をかけて修復されたもの。1973年のチリを揺るがした真実が、鮮やかな映像と音声と共に蘇る。

『チリの闘い:武器なき民の抵抗』 LA BATALLA DE CHILE La Lucha de un Pueblo sin Armas/The battle of Chile
(1975、1976、1978年/チリ・フランス・キューバ/フランス語・スペイン語/276分/5.1ch/1:1.85)

製作・監督・脚本:パトリシオ・グスマン
支援:クリス・マルケル、キューバ映画芸術産業庁、マッカーサー基金
日本語字幕:比嘉世津子
配給・宣伝:アップリンク