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落語家の業

1月9日(金)公開

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1月9日(金)公開

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「全ての出来事を、笑い飛ばす了見を<粋>と言う」

コンプライアンスの超越者

「落語とは、人間の業の肯定である」との名言を残す、落語界のカリスマ・立川談志の弟子であり、その言葉を体現するかのような破滅的な生活と過激な落語で、メディアへの露出が限定的な中、長年、根強い人気を誇る落語家・快楽亭ブラック。
コンプライアンスが厳しい現代、もはや二度と現れない最後の芸人らしい芸人であり、全ての出来事を笑い飛ばすその了見は、息苦しい現代を生きる術と考える。
本作は、生ける伝説・快楽亭ブラックの〈業〉に迫るドキュメンタリー映画である。

映画館の闇が産んだ、落語界の怪物。

米兵と日本人女性の混血児として生まれたブラックは、差別から逃れる為、幼少期から殆どの時間を映画館の闇で過ごす…

二代目・快楽亭ブラック
1952年、東京生まれ。本名・福田秀文。1969年、立川談志に入門。
1972年、師匠のお金を競馬に使ったのが発覚して破門、大阪の桂三枝(現・文枝)門下へ移籍。1979年、談志門下に戻る。同年、二ツ目昇進。
1992年、二代目・快楽亭ブラックを襲名し真打昇進。2000年、文化庁の芸術祭優秀賞受賞。2005年、借金2000万円が発覚して落語立川流を自主退会。
過激な落語で人気を集める一方、歌舞伎と日本映画に精通し、評論家、脚本家としても活動。初監督作品は2005年のオムニバス映画「『超』怖い話 THE MOVIE 闇の映画祭」。
著書に『日本映画に愛の鞭とロウソクを』『歌舞伎はこう見ろ!』等

『落語家の業』
(2025年/日本/97分/G)
監督・撮影・編集:榎園喬介
出演:快楽亭ブラック、立川談之助、鈴々舎馬るこ、大本営八俵、げんきいいぞう
語り:坂本頼光
整音:白井勝
音楽:杉浦康博
企画協力:銀幕ロン、立川左平次
映像提供:九龍ジョー、鈴々舎馬るこ
協賛:杉山裕
製作:合同会社bluebird siblings
配給:bluebird siblings