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11月21日(金)公開
11月21日(金)公開
本格推理小説や怪奇・幻想小説の祖として後世に名を残した作家・江戸川乱歩。数々の推理小説を世に送り出す一方で、「人間椅子」「鏡地獄」など、怪奇、妄想、フェティシズム、狂気を滲ませた変格ものと称される作品も多く執筆している。本作は、1925年に「新青年」に掲載された掌編小説のひとつ「白昼夢」と、1926年に「サンデー毎日」にて連載された推理小説「湖畔亭事件」を原案とし、脚色を加えたものとなっている。出演は、連続テレビ小説「虎に翼」やドラマ「闇バイト家族」などに出演しさらなる活躍が期待される見津賢。そして、主演作『SUPER HAPPY FOREVER』が昨年公開された宮田佳典。ドラマ「若葉のころ」「3年B組金八先生」など子役からキャリアを積み活躍する上脇結友。監督は、『心平、』の山城達郎。今年没後60年を迎える江戸川乱歩の3作品を、「RAMPO WORLD」と題して長編映画化。晩秋の夜に、妖しくも美しい乱歩の世界へと誘う―。
塾講師の渡会には、誰にも言えないある病癖があった。それは、人前で決して見せることのない顔を覗き見た時、この上ない快感を得るというものだった。そんな渡会が済むマンションの階下に、真柄夫妻が越して来たのは今年の春のことだった。渡会は、夫妻が済む部屋に覗き穴を作り、その生活を覗き見るのが日課となっていた。妻の華恵は大学の准教授となり出世する一方で、夫の太郎は非常勤講師として働いているようだが、夫婦仲は悪くないようだった。しかしある日、渡会がいつものように階下の様子を覗き見る中で、華恵の知らなかった太郎の秘密が明らかになる―。
『白昼夢』
(2025年/日本/日本語/75分/ビスタ/R15+)
監督:山城達郎
出演:見津賢、上脇結友、宮田佳典、ほたる、佐々江天真、前田龍平、田川恵美子、小川沙羅、小野寛幸、大迫一平、清野雄介、川瀬陽太
原案:「白昼夢」「湖畔亭事件」江戸川乱歩
脚本:川﨑龍太
製作:BBB/ニューセレクト
配給:アルバトロス・フィルム