
© 2024 - DAYLIGHT INVEST – FORMOSA PRODUCTIONS – QUAD FAM – GAUMONT – FRANCE 3 CINEMA - A PRIVATE
VIEW – RTL BELGIUM – VOO
日時
10月24日(金)公開
© 2024 - DAYLIGHT INVEST – FORMOSA PRODUCTIONS – QUAD FAM – GAUMONT – FRANCE 3 CINEMA - A PRIVATE
VIEW – RTL BELGIUM – VOO
10月24日(金)公開
ベルギーの新鋭監督ミヒール・ブランシャールによる初の⾧編監督作品にして、ヨーロッパ映画界に鮮烈な印象を与えた作品が遂に日本上陸。都市の闇を舞台に展開する一夜の逃走劇、そして暴動と現代社会を背景にした人間ドラマを、見事に1本の映画に形作った。
不運にも事件に巻き込まれるマディを演じるのは、短編映画『Soldat noir』 (21)で、アンティル諸島出身の若者ヒューズを演じ、一躍注目若手俳優になったジョナサン・フェルトレ。本作で追い詰められながらも抵抗する青年を圧巻の演技力で表現し、マグリット賞最
優秀男優賞にノミネートされた。マディを呼び出した謎めいた依頼人クレールを、『Anissa 2002』(15)の主演Anissa 役で、バンクーバー国際映画祭で最優秀演技賞を受賞したフランス出身のマルチ俳優ナターシャ・クリエフが演じる。『死霊館』シリーズの“フレンチ
ー”役で知られ、本作でマグリット賞助演男優賞を受賞したジョナ・ブロケが事件の“裏”に関わる重要人物を熱演し、街を取り仕切る冷酷なギャングを、代表作『動物界』はセザール賞最多12 部門ノミネート、『ゲティ家の身代金』(17)などハリウッド映画にも進出した、フランスを代表する俳優ロマン・デュリスが特別出演で演じる。
毎夜、日々の生計を立てるため、ブリュッセルで鍵屋として働く青年マディは、ある晩、クレールと名乗る若い女性から部屋の鍵を開けてほしいと依頼され、共にアパートへ向かう。難なくドアを開錠し、部屋で支払いを待つマディに現金を下ろしに行ったクレールから「部屋を出て」と電話が掛かる。そこへ現れた男に突然襲われるマディ。その部屋の住人も、持ち去ったバッグも彼女のものではなく、マフィアのヤニックのものだったのだ。マディは逃走をはかるがヤニックに捕まり、自身の無実を証明するために取引をする羽目になる。マディに与えられた時間は朝までの数時間、それまでにクレールとバッグを見つけなければならない。捜索するブリュッセルの夜の街ではちょうど、“ブラック・ライヴズ・マター”(BLM)のデモが激化しており、警察と市民の衝突がいたるところで起きていた。混乱の中、街は静かに、だが確実に、彼を“犯罪者”に仕立てていく。
──彼にとって最も危険だったのは、銃でも暴力でもなく、人を信じることだった・・・──
『ナイトコール』 La nuit se traîne/NIGHT CALL
(2025年/フランス・ベルギー/90分/カラー/シネスコ/5.1ch)
監督:ミヒール・ブランシャール
出演:ジョナサン・フェルトレ、ナターシャ・クリエフ、ジョナ・ブロケ、ロマン・デュリス
提供:スターキャット
配給:スターキャット、アルバトロス・フィルム
宣伝:ギグリーボックス
日本語字幕:星加久実