
©KADOKAWA1962
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禅寺を舞台に繰り広げられる禁断の愛欲と、少年の復讐を描いた衝撃の問題作。ベテラン俳優陣と実力派スタッフが集結した、傑作『女は二度生まれる』に続く名匠・川島×若尾タッグ二作目。撮影の村井博は若尾実姉の夫。
洛北衣笠山の麓にある通称・雁の寺。住職の慈海(三島)は襖絵師の愛人だった里子(若尾)の肉体に溺れていく。里子は見習少年の慈念(高見)に目をかけるが、その少年・慈念は夜ごと二人の情事を覗くようになり・・・。
『雁の寺 4K版』※当館では2K上映
(1962年/98分/パートカラー/スコープ)
監督・脚本:川島雄三
出演:若尾文子、三島雅夫、木村功、高見国一、中村鴈治郎
原作:水上勉 脚本:舟橋和郎 撮影:村井博 美術:西岡善信 音楽:池野成
映画女優・若尾文子———
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、 京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎・・・・・・
昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきました。
KADOKAWAが保有する大映や角川映画の数多の作品を次世代に継承すべく、 2014年に立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」。
<映画デビュー70周年記念>「市川雷蔵映画祭」に続く角川シネマコレクション・劇場上映企画である今回は5年ぶりに「若尾文子映画祭」を開催、 今回は初の試みとして〈Side.A〉、〈Side.B〉と2つに分けて実施します。
〈Side.A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、 比較的初期の作品を中心に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本(※当館では11本)を上映。
〈Side.B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、 大映所属時代の中期以降の作品を中心に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本(※当館では15本)上映します。
人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。
【若尾文子映画祭 SideA & SideB】
配給:KADOKAWA