
©KADOKAWA1964
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欲望に身を任せる男女の愛憎と策略、裏切りを描く超絶濃厚ドラマ。田宮二郎や岸田今日子らクセの強い俳優陣の怪演や『赤線地帯』(より江役)でも爪痕を残した名脇役女優・町田博子(本作では女医役)の演技にも注目!
夫の愛に飢えた妻・那美子(若尾)はバー経営者の石塚(田宮)と出会い強く惹かれる。しかしその裏で石塚はバーのマダム(岸田)を利用し、那美子の夫(川崎)が勤める会社の株を買い占めて乗っ取りを企んでいた。
『「女の小箱」より 夫が見た』
(1964年/92分/カラー/スコープ)
監督:増村保造
出演:若尾文子、田宮二郎、川崎敬三、小沢栄太郎、江波杏子、岸田今日子
原作:黒岩重吾 脚本:高岩肇、野上竜雄 撮影:秋野友宏 美術:渡辺竹三郎 音楽:山内正
映画女優・若尾文子———
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、 京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎・・・・・・
昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきました。
KADOKAWAが保有する大映や角川映画の数多の作品を次世代に継承すべく、 2014年に立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」。
<映画デビュー70周年記念>「市川雷蔵映画祭」に続く角川シネマコレクション・劇場上映企画である今回は5年ぶりに「若尾文子映画祭」を開催、 今回は初の試みとして〈Side.A〉、〈Side.B〉と2つに分けて実施します。
〈Side.A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、 比較的初期の作品を中心に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本(※当館では11本)を上映。
〈Side.B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、 大映所属時代の中期以降の作品を中心に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本(※当館では15本)上映します。
人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。
【若尾文子映画祭 SideA & SideB】
配給:KADOKAWA