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死の街を脱れて【若尾文子映画祭 SideA & SideB】

©KADOKAWA1952

詳細 DETAIL

戦場に取り残された女性の決死の逃避行を描いた、
若尾デビュー作

原節子らと同じ戦前からのスター女優・水戸光子主演、若尾文子の記念すべき公式デビュー作。若尾は脇役ながらもフレッシュな演技で堂々たる存在感を示し、鮮烈なデビューを飾った。助監督には増村保造の名も。

【STORY】

1945年、敗戦後中国大陸に取り残された婦女子たち。潔く自決しようという意見が出る中、朝子(水戸)は最後まで生き抜こうと呼びかけるが、そんな朝子や節子(若尾)ら女性と子供だけの逃避行には次々と困難が襲う。

『死の街を脱れて』
(1952年/94分/モノクロ/スタンダード)

監督:小石榮一
出演:水戸光子、若杉紀英子、荒川さつき、若尾文子、菅原謙二、根上淳
原作:五島田鶴子
脚本:館岡謙之助
撮影:姫田眞佐久
美術:仲美喜雄
音楽:伊福部昭


数多の巨匠に愛された映画女優・若尾文子———
〈爽やかな女〉を演じた代表作を一挙上映!

映画女優・若尾文子———
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、 京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎・・・・・・
昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきました。
KADOKAWAが保有する大映や角川映画の数多の作品を次世代に継承すべく、 2014年に立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」。
<映画デビュー70周年記念>「市川雷蔵映画祭」に続く角川シネマコレクション・劇場上映企画である今回は5年ぶりに「若尾文子映画祭」を開催、 今回は初の試みとして〈Side.A〉、〈Side.B〉と2つに分けて実施します。
〈Side.A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、 比較的初期の作品を中心に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本(※当館では11本)を上映。
〈Side.B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、 大映所属時代の中期以降の作品を中心に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本(※当館では15本)上映します。
人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。


【若尾文子映画祭 SideA & SideB】
配給:KADOKAWA