
©KADOKAWA1953
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『スター・ウォーズ』ヨーダのモデルだとの話もあった、『雨月物語』『近松物語』など溝口作品を多く手がけた依田義賢が脚本。ベテラン・木暮とデビュー二年目の若尾が自身と役柄がオーバーラップし、映画に深みを与えた。
衹園の人気芸妓・美代春(木暮)はある日やって来たみすぼらしい姿の少女・栄子(若尾)の健気な言動に心を動かされ、舞妓として育てることに。やがて栄子はその美貌と天然の性格で一躍人気者となるが・・・。
『衹園囃子』
(1953年/85分/モノクロ/スタンダード)
監督:溝口健二
出演:木暮実千代、若尾文子、河津清三郎、進藤英太郎、菅井一郎、浪花千栄子
原作:川口松太郎
脚本:依田義賢
撮影:宮川一夫
美術:小池一美
音楽:齋藤一郎
映画女優・若尾文子———
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、 京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎・・・・・・
昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきました。
KADOKAWAが保有する大映や角川映画の数多の作品を次世代に継承すべく、 2014年に立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」。
<映画デビュー70周年記念>「市川雷蔵映画祭」に続く角川シネマコレクション・劇場上映企画である今回は5年ぶりに「若尾文子映画祭」を開催、 今回は初の試みとして〈Side.A〉、〈Side.B〉と2つに分けて実施します。
〈Side.A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、 比較的初期の作品を中心に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本(※当館では11本)を上映。
〈Side.B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、 大映所属時代の中期以降の作品を中心に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本(※当館では15本)上映します。
人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。
【若尾文子映画祭 SideA & SideB】
配給:KADOKAWA