
©KADOKAWA1959
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志摩半島を舞台に、旅回り一座の座長をはじめ様々な人間が織りなす心の交流を、格調高く描いた感動作。
巨匠・小津安二郎唯一の大映作品。感情の昂ぶる激しいシーンなど、小津作品の中では異色作として人気の高い傑作。
巡業で小さな漁村を訪れた旅一座の座長・駒十郎(中村)。彼にはこの土地で愛人に産ませた息子・清(川口)がいる。駒十郎の恋人で団員のすみ子(京)はそれを知り、その腹いせに妹分の加代(若尾)に清を誘惑させるが…。
『浮草 4K版』※当館では2K上映
(1959年/120分/カラー/スタンダード)
監督・脚本:小津安二郎
出演:中村鴈治郎、京マチ子、若尾文子、川口浩、杉村春子、野添ひとみ、笠智衆
脚本:野田高梧 撮影:宮川一夫 美術:下河原友雄 音楽:斉藤高順
映画女優・若尾文子———
増村保造、溝口健二、市川崑、川島雄三ら日本を代表する監督のもと、 京マチ子、山本富士子、市川雷蔵、勝新太郎、田宮二郎・・・・・・
昭和を代表する名優と共演し、女優として絶えず進化してきました。
KADOKAWAが保有する大映や角川映画の数多の作品を次世代に継承すべく、 2014年に立ち上げたブランド「角川シネマコレクション」。
<映画デビュー70周年記念>「市川雷蔵映画祭」に続く角川シネマコレクション・劇場上映企画である今回は5年ぶりに「若尾文子映画祭」を開催、 今回は初の試みとして〈Side.A〉、〈Side.B〉と2つに分けて実施します。
〈Side.A〉では初披露する『青空娘』『最高殊勲夫人』の4K版を目玉に、 比較的初期の作品を中心に、明るく純粋な若尾文子を堪能できる作品18本(※当館では11本)を上映。
〈Side.B〉では同じく初披露の『妻は告白する』『清作の妻』の4K版を目玉に、 大映所属時代の中期以降の作品を中心に、濃厚な若尾文子を堪能できる作品を同じく18本(※当館では15本)上映します。
人間の表と裏、光や影などいくつもの顔やそれら女性の人生を演じた映画女優・若尾文子の魅力をスクリーンでご堪能頂けますと幸いです。
【若尾文子映画祭 SideA & SideB】
配給:KADOKAWA