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【ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション】 René Laloux La collection fantastique

6月27日(金)公開

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6月27日(金)公開

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大人向けの長編アニメが皆無に等しかった
1970~1980年代のフランスで、ただ一人、
壮大なSF世界の視覚化に情熱を燃やした監督ルネ・ラルー。

イマジネーションにあふれる世界観と唯一無二の独創性で、時代を超え熱狂的に愛されるSFアニメーション界の鬼才ルネ・ラルー。彼が残した長編全3作を一挙上映いたします。

アニメーションとして世界で初めてカンヌ国際映画祭の審査員特別賞を受賞、日本でも長きにわたってカルト的人気を博し、コロナ禍の2021年に行われた上映では満席回を全国各地で出した、デビュー作『ファンタスティック・プラネット』。2作目 『時の支配者』では、世界中のクリエイターに多大な影響を与えたバンド・デシネ界の巨匠メビウスを迎え、3年の歳月をかけてタイム・パラドックスSFを創りあげ、3作目となる『ガンダーラ』は、平和な未来都市を舞台に、やがて起こり得る世界の問題を予見していたかのような衝撃的な物語で、多くの観客を驚かせます。

2025年にデジタルリマスターで甦る、ルネ・ラルーの世界をとくとご堪能ください。


【上映作品】

ファンタスティック・プラネットLa Planète sauvage/Fantastic Planet
(1973年/フランス=チェコスロヴァキア/フランス語/72分)


©1973 Les Films Armorial – Argos Films

【第26回カンヌ国際映画祭 審査員特別賞受賞】

フレンチSFのパイオニアであるステファン・ウルの原作 「Oms en Série」 をもとに、ブラックユーモア溢れる幻想的な画風のアーティスト ローラン・トポールが4年の歳月をかけて原画デッサンを描き、<切り絵アニメーション>という手法でルネ・ラルーが映画化。

地球ではないどこかの惑星で、真っ青な肌に赤い目をした巨人ドラーグ族と、彼らに虫けらのように虐げられる人類オム族の、種の存続をかけた決死の闘いを描く一。

監督・脚色:ルネ・ラルー
原画・脚色:ローラン・トポール
音楽:アラン・ゴラゲール
原作:ステファン・ウル 「Oms en Série」
字幕翻訳:古田由紀子


時の支配者 4K修復版※当館は2K上映 Les Maîtres du temps/Time Masters
(1982年/フランス=ハンガリー/フランス語/78分)


©1982 CITE FILMS – TF1 Film Productions

ルネ・ラルーが、再びステファン・ウルの「ペルディド星の孤児」を元に、バンド・デシネの巨匠メビウスの協力を得て制作した。メビウスは、キャラクターデザインから、衣装、宇宙船、背景、色彩の設定、ストーリーボードの作成を担っている。

砂漠の惑星ペルディド星で、巨大なスズメバチに襲われ父を亡くした少年ピエールは、天涯孤独の旅をつづけていた。父から託された最新式のトランシーバー・マイクで、父の友人ジャファールたちに助けを求めるが、ジャファールたちは恐るべき惑星に囚われの身となってしまう一。

監督:ルネ・ラルー
設定:メビウス
ストーリーと脚色:ルネ・ラルー、メビウス
原作:ステファン・ウル 「ペルディド星の孤児」
字幕翻訳:横井和子


ガンダーラ 4K修復版※当館は2K上映 Gandahar
(1987年/フランス=北朝鮮/フランス語/83分)


©1987 COL-IMA-SON – France 2 Cinéma – TF1 STUDIO

SFイラストレーターのフィリップ・カザがキャラクターデザインを担当し、音楽は『イングリッシュ・ペイシェント』『リプリー』 等も手掛けたガブリエル・ヤレド。

平和と悦楽の未来世界“ガンダーラ”では人々と動植物が平穏に暮らしていたが、突如、レーザーですべてのものを石化してしまう機械人間メタルマンの攻撃にあう。ガンダーラの指導者たちは勇者シルバンを探査に向かわせ、メタルマンを操っていたのは“ガンダーラ” の科学者がかつて生み出した人工生命体であることを突き止める一。

監督・脚色:ルネ・ラルー
原作:ジャン=ピエール・アンドルヴォン
脚本:ラファエル・クリュゼル
キャラクターデザイン:フィリップ・ガザ
音楽:ガブリエル・ヤレド
字幕翻訳:古田由紀子


【ルネ・ラルー ファンタスティック・コレクション】 René Laloux La collection fantastique
配給:ザジフィルムズ