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日の丸 〜寺山修司40年目の挑発〜【第2回TBSレトロスペクティブ映画祭 実相寺昭雄特集】

©TBS

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【上映作品解説:佐井大紀】

★本映画祭の企画・プロデュース佐井大紀監督作品も同時上映
『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』

(2023年2月24日公開/87分)

TBSドキュメンタリー史上最大の問題作が、半世紀の時を経て現代に甦る
1967年放送の街録番組『日の丸』と同じ質問を現代の街中で行い、二つの時代を比較したドキュメンタリー作品。60年代の実験精神を後継し、テレビが成熟しきった今に一石を投じることを目指した。金城哲夫脚本の『ウルトラセブン』「ノンマルトの使者」も劇中で引用されている。

監督・編集:佐井大紀
出演:安藤紘平、シュミット村木眞寿美、今野勉
語り:堀井美香、喜入友浩(TBSテレビ)
イラスト制作:臼田ルリ
配給:KADOKAWA


君はなぜ、テレビを去ったのか?
特撮前夜の幻の傑作が、いまスクリーンに蘇る・・・
-奇才の“青の時代”-

第2回目は、実相寺昭雄特集。

『ウルトラマン』などの特撮作品やATG映画、CM、オペラまで手掛け、その美学と感性で唯一無二の存在感を放った奇才。そんなクールな印象の彼も、デビューしたての20代若手社員の頃は、作品の度に異なる演出スタイルを試みる青臭いまでに熱い青年だった。今回はそんな“青の時代”に実相寺が手掛けた、ドラマ、音楽番組、ドキュメンタリーの計8作品を、60年の時を経てスクリーンに蘇らせる。

TBSレトロスペクティブ映画祭の企画について

「テレビ」というメディアの在り方が様々な角度から問われている今だからこそ、その黎明期に息づいていた「ものづくりへの熱量」を振り返ることに意味があるはず。そこで私は昨年から、独断と偏見でフィルムを掘り出しデジタル修復して再発表する「TBSレトロスペクティブ映画祭」を企画した。

第2回は、実相寺昭雄特集。いまや特撮ファンから神格化されている彼にも、まだ何者でもない時代があった。「電気紙芝居」と揶揄され映画に比べはるかに地位の低かったテレビいう場をあえて選び、試行錯誤を繰り返していた昭和の若者の熱い志を、令和のいま改めてスクリーンで堪能して欲しい。

TBSレトロスペクティブ映画祭企画 映画監督 佐井大紀

【第2回TBSレトロスペクティブ映画祭 実相寺昭雄特集】
(2025年/日本)

プロデュース:佐井大紀
エグゼクティブ・プロデューサー:津村有紀
総合プロデューサー:松田崇裕、小池博
協力プロデューサー:青木基晃、石山成人
テクニカル・マネージャー:宮崎慶太
アーカイブ・マネージャー:崎山敏也、古山徹
企画:大久保竜
協力:実相寺昭雄研究会