上映 MOVIES

SUB MENU

カーテンコールの灯 Ghostlight

6月27日(金)公開

©2024, Ghostlight LLC.

日時

6月27日(金)公開

リンク

詳細 DETAIL

Rotten Tomatoes批評家99%オーディエンス92%
2024年サンダンス国際映画祭正式出品

本物の家族が演じる。
演劇の力を通じて家族の喪失からの再生を描く珠玉の感動作

壊れた家族の絆の再生、深く傷ついた心の癒やし、現代において希薄になっているコミュニティーの温かな交流。これらの普遍的にして切実なテーマを、あっと驚くアイデアで映画化した珠玉の逸品が誕生した。ある悲しい出来事を経験しバラバラになりかけている親子3人の家族が、希望のありかを探し求めていく軌跡を、誰もが知る「ロミオとジュリエット」のストーリー展開に重ね合わせ、現実と虚構、実生活と演劇をリンクさせ斬新に描いた最新作『カーテンコールの灯』。

SXSW映画祭観客&審査員賞受賞、女性の心身のリアルな本音を軽やかに描き好評を博した『セイント・フランシス』のケリー・オサリヴァン(主演・脚本)とパートナーのアレックス・トンプソン(監督)が、共同監督として再びダッグを組んだ本作は、前作に通じ重苦しくなりがちな主題に絶妙のさじ加減でユーモアを配合し、くすっと笑えてほろりと涙を誘われるヒューマン・ドラマへと結実。本国ではちっぽけな独立系の作品でありながら、胸に染み入る感動の輪がみるみる広がり数多くの映画賞で高い評価を獲得。「今年最高の作品ーNEW YORK MAGAZINE」「人の絆についての繊細な宝石—IndieWire」など絶賛を浴び、米批評サイトRotten Tomatoesでは批評家99%、観客92%(2025年4月14日時点)という高いスコアを記録している。

シカゴを拠点に活動する監督コンビ、ケリー・オサリヴァンとアレックス・トンプソンは私生活におけるパートナー同士。主人公ダンを演じるのは、シカゴの舞台や映画で長年活躍してきた名優キース・カプフェラー。口下手で感情を表に出せない父親という難役を繊細に演じ、本作で多数の映画賞を受賞。劇中の妻と娘を演じるのは、俳優であり、実生活でもキースの家族である妻タラ・マレンと娘キャサリン・マレン・カプフェラー。さらに、アカデミー賞ノミネート作『逆転のトライアングル』で強烈な印象を残したドリー・デ・レオンが共演し、物語に深みと優しさを加えている。出演者やスタッフの多くも、監督たちと長年親交のある友人たち。実の家族による配役と、キャスト・スタッフの間に流れる親密な空気感が本作にリアルさと温もりをもたらしている。インディペンデント映画ならではのあたたかさと誠実さに満ちた本作は、巨匠ケン・ローチの作品をも想起させる唯一無二の一作となった。

【STORY】
人生は悲劇じゃない!

建設労働者のダンは、最近問題ばかり起こす10代の娘のデイジーや、家族に関するある問題で大きなストレスを抱えていた。そんな中、現場近くの劇場で出会ったリタに誘われロミオとジュリエットの舞台に参加することになり、意図せずロミオ役にキャスティングされてしまう。稽古を通じて、次第に演劇の魅力に引き込まれていくダンだが、ある日の稽古中に彼と家族が抱えたある大きな悲劇が明らかになる・・・。やがて、妻シャロンや娘デイジーも演劇に関わり舞台本番に向けた彼の姿が家族にとって癒しとなり、失われた関係が少しずつ修復されていく。

『カーテンコールの灯』Ghostlight
(2024年/アメリカ/英語/115分/5.1ch/カラー/PG12)

監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン(『セイント・フランシス』)
出演:キース・カプフェラー、キャサリン・マレン・カプフェラー 、タラ・マレン、ドリー・デ・レオン
脚本:ケリー・オサリヴァン
日本語字幕:小坂 志保
配給:AMGエンタテインメント