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3月28日(金)~開催
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3月28日(金)~開催
「本気の人間は、面白い!」
TBSテレビやTBS系列の各局の記者やディレクターたちが、歴史的事件やいま起きている出来事、市井の人々の日常を追い続け、記録し続け、熱い思いとともにドキュメンタリー映画として世の中に発信し続けるために立ち上げられたブランド「TBS DOCS」。「TBSドキュメンタリー映画祭」は、TBS DOCSが手がけた至極の作品を集めた映画祭。テレビやSNSでは伝えきれない事実や声なき心の声を発信し続ける本気のドキュメンタリー作品に出会える場として、2021年より開催し、今回で第5回を迎える。
現代を取り巻く重要な社会問題を考える「ソーシャル・セレクション」、多様な生き方や新たな価値観を見つめる「ライフ・セレクション」、表現者や歴史再発見を通して新たな感性に出会える「カルチャー・セレクション」の3つのテーマに沿って、上映作品を選出。
ライフ・セレクション
『彼女が選んだ安楽死~たった独りで生き抜いた誇りとともに~』(68分)
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2022年、迎田良子さん(64)が安楽死するためにスイスに渡った。重い神経難病を患ってきた彼女は死の直前、⽴ち会った記者に語りかけた。「安楽死することは悲しいことではない。やり残したことは何もないし、本当に幸せな人生だったの。やっと夢が叶うのよ」。過酷な幼少期を経て、度重なる困難にぶつかろうとも、たった独りで人生を切り拓いてきた迎田さん。「誰かに頼って生きるなんて嫌なのよ」。彼女はなぜ人生の終わりに、安楽死を選んだのか。
監督:西村匡史
『渡邊雄太 〜傷だらけの挑戦者〜』
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プロバスケットボールプレーヤー渡邊雄太30歳。去年4月、世界最高峰NBAでプレーする権利を自ら破棄し、日本のBリーグ参戦を発表した。アスリートとしての絶頂期に、彼はなぜ帰国を決断したのか?「このままやったら⼀生バスケットができなくなるかもしれない…」知られざる精神面の異変。シーズン開幕からの度重なるケガ。そして、日本代表のチームメート・八村塁の協会批判に揺れるバスケ界への想い。自らの道をもがきながら切り開いていく、男の生き様とは・・・。
監督:久米和也
『小屋番 KOYABAN 〜八ヶ岳に生きる〜』(80分)
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「自分にとって最後の逃げ場が山しかないなと思って・・・」ある小屋番の⾔葉だ。都会に疲れて山の仕事を選んだ。山小屋を営むもの、小屋番。このドキュメンタリーでは、「コヤガタケ」と呼ばれるほどに山小屋が多い八ヶ岳を、山岳写真家菊池哲男と巡る。コンビニもない、⾞もない、自然と向きあう小屋番の日常は「過酷」だ。それでもその「過酷」を選ぶ理由が山にあるという。丁寧に紡がれた美しい自然と人の姿と彼らの⾔葉は、忙しい現代社会に生きる私たちに優しく響く。
監督:永山由紀子、深澤慎也
カルチャー・セレクション
『巨大蛇行剣と謎の4世紀』(70分)
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2022年、奈良市の富雄丸山古墳で2メートル37センチに及ぶ巨大蛇行剣が見つかった。同時に発見された鼉龍文盾形銅鏡とともに”国宝級の発見”とも言われ、約1600年前の”謎の4世紀”に製造されたとみられている。日本で古代国家が形成された時期にも関わらず、文書などが残っておらず、分かっていないことが多い”謎の4世紀”。この時代に一体何があったのか。巨大蛇行剣は、なぜ、そして、どうやってつくられたのか・・・。
監督:山崎直史
『REASON~あの日、HIPHOPに憧れた少年たち~』(80分)
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2024年公開の「ダメな奴」続編。前作ではラッパー紅桜の服役後に密着したが、今回は彼が所属するHIPHOPクルーに密着。「西日本一の窃盗団」「ヤクザに借金800万」「小指切断」・・・48歳4PRIDEの壮絶人生。荒んだ生活の中で少年はHIPHOPと出会った。しかし夢で食えるほど甘くない世界。歳を重ねた今、昼の顔は「解体業」。朝から晩まで働くおじさんラッパーのリアル。それでも歌い続ける「理由」とは。
監督:嵯峨祥平
『カラフルダイヤモンド~君と僕のドリーム2~』(75分)
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名古屋発の11人のアイドルグループ「カラフルダイヤモンド」のデビュー2年目に密着。
ドームツアーを夢見て共同生活をする彼らが、2024年メンバー全員で挑戦したのは、メンバー自身の経験を元にしたノンフィクションとフィクションを融合した舞台。自分自身の役と異世界で売れなくなったアイドル役を演じることで「自ら」そして「自らが生きるアイドル界」を見つめることに。キラキラと輝く彼らが映し出すリアルに迫る。
監督:津村有紀
『小澤征爾~魂のタクト、奇跡の第九~』
©︎TBS
小澤征爾は、世界最高峰のオーケストラや歌劇場で音楽監督を務め、クラシック音楽界で輝かしい実績を残した。ヨーロッパで誕生したクラシック音楽の世界で、アジア人としてこれほどの成功を収めた人物は他に類を見ない。本作では、TBS秘蔵映像や貴重な証言を通じて、小澤の音楽への情熱と望郷の念を描く。1965年、日本武道館で指揮した幻の「第九」、そしてその舞台で見せた涙。そこに込められた想いとは?音楽と人生が交錯する奇跡の物語が、スクリーンで鮮やかによみがえる。
監督:大久保竜
ソーシャル・セレクション
『あの日、群馬の森で -追悼碑はなぜ取り壊されたのか-』(70分)
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取り壊された「群馬の森」にたたずむ追悼碑。それは戦時中、日本で過酷な労働を強いられた朝鮮人労働者を悼む碑だった。20年前、碑の設置を許可した群馬県はいまや碑の存在が「著しく公益に反する」という。その背景に浮かび上がったのは、負の歴史を”なかったことにしたい人々“の執拗な抗議運動だった。全国に広がる歴史修正の動き。碑はなぜ建てられ、そして取り壊されたのか。ひとつの追悼碑を通して日本社会の変化を見る。
監督:三宅美歌、日下部正樹
『埋もれる叫び~南米アマゾンで広がる子ども達の異変~』
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世界最大の熱帯雨林、南米アマゾン。取材班は特別な許可を得て先住民地域に入った。そこでは違法伐採や金の違法採掘が急拡大。先住民族の子ども達の間では、脳の異常や身体の麻痺などの深刻な健康被害が多発している。日本の水俣病と酷似し、「アマゾンの水俣病」と呼ばれ始めた。原因は金の採掘で使用される水銀の可能性が高いとみて、現地の医師らは危機を訴える。アマゾンの奥地で静かに進む、知られざる実態を明らかにする。
監督:萩原 豊
『労組と弾圧』(76分)
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労働組合員が“ストライキして逮捕”された。ミキサー運転手の労働組合「連帯労組関西地区生コン支部」、通称「関生(カンナマ)」を狙った事件だ。滋賀、大阪、京都、和歌山、各府県警が連携するかのように次々逮捕してゆく。労働三権は憲法が保障する基本的人権であるが、メディアは殆ど報じようとしない。「ストとはいえ過激すぎ」「幹部が反社会勢力とつながっている」・・知られざる戦後最大規模の「労働事件」の真相に迫る。
ディレクター:伊佐治 整
©︎TBS
【TBSドキュメンタリー映画祭2025】