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君への挽歌 그대 어이가리/A Song for My Dear

上映中~3月13日(木)※上映終了

©2022 Film Company Soonsu

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上映中~3月13日(木)※上映終了

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鎮魂歌は、誰のために在る。
韓国伝統の歌が紡ぎ出す、ある老夫婦の愛の物語。

「《どう死ぬか》と向き合った時、
人は初めて《どう生きるか》と向き合えるのではないか」・・・・・・

イ・チャンヨル監督が思索の果てに辿り着いた人生の在り方を、高齢化が進む韓国社会で多くの者が向き合う「認知症」と、韓国の口承伝統芸能「パンソリ」を題材に綴った『君への挽歌』。
パンソリの歌い手である夫と認知症を患った妻の、生と死の間で歌い上げられる愛の物語な本作は、韓国ではまだ認められていない安楽死などにも言及し、命の尊厳の現実を観る者に問いかける内容には国を越えて人々の心を震わせ、世界各地の映画祭で計51冠もの賞を受賞。韓国インディペンデント映画史上、最も多くの賞を獲得した映画となった。
主人公ドンヒョク役を演じた俳優ソン・ドンヒョクは、認知症を患った自身の母親を15年間支え、本作の撮影開始直前に見送った過去を持つ。亡き者の成仏を願う「晩歌」など 彼が生歌で披露する魂の歌声は、本作の最大の見どころの一つだ。ドンヒョクの妻ヨニ役は、日本でも話題となった韓国ドラマ『ペントハウス』などで知られるチョン・アミ。200本以上の演劇作品に出演したベテランとして、認知症により否が応でも変化していく一人の女性の姿を自然かつ壮絶に演じた。
  また本作の日本配給を手がけるのは、『輝け星くず』『幕が下りたら会いましょう』『笑うマトリョーシカ』などに出演する俳優・松尾百華と、彼女が有志と立ち上げた映画制作・配給会社「SCRAMBLE FIILM」。
「人と人をつなぐ存在」として俳優活動を続ける松尾は、口承により人から人へ受け継がれてきた伝統芸能パンソリ、一言では語り尽くせない老夫婦の愛の結末を描いた本作に感動し、日本での配給を決意。自身と同社にとって初の海外配給作品となった。

【STORY】
「ずっと花のように生きたかった」
それでも君は、ずっときれいだ

韓国の口承伝統芸能「パンソリ」の優れた歌い手としてのツアー公演、大学教授としての学生たちへの国楽の講義と、長年にわたり多忙の日々を送ってきたドンヒョク。
彼は「晩年を故郷で過ごしたい」という妻ヨニの願いを受け入れ、夫婦二人での美しい田舎暮らしを始める。ないがしろにしがちだった妻との時間を取り戻そうとするドンヒョクだったが、ほどなくして彼女の言動の異変に気づく。
今何を話していたのか、何をしていたのかを忘れてしまう。感情を制御し切れず、時には暴力まで振るってしまう・・・・・・ヨニは、認知症を患っていた。
何もかもを捨てて、愛する妻の介護に向き合うドンヒョク。しかし認知症が進行し、別人のように変わっていくヨニに、彼の心は疲れ果てていく・・・・・・。

『君への挽歌』 그대 어이가리/A Song for My Dear
(2023年/韓国/120分/カラー/ビスタ/G)

脚本・監督:イ・チャンヨル
出演:ソン・ドンヒョク、チョン・アミ、キム・ユミ、ミン・ギョンジン、チャン・テフン
プロデューサー:イ・ハンヨル
製作:映画社純粋
日本語字幕:コンテンツセブン
配給協力:LUDIQUE、アルファープロデュース、グローバルリンクス
宣伝:Cinemago
配給:SCRAMBLE FILM