日時
上映中~2月6日(木)※上映終了
上映中~2月6日(木)※上映終了
02.05水
17:30—18:45
【予告5分】【水曜サービスデー¥1,300】
02.06木
17:30—18:45
【予告5分】
20世紀に絵画、彫刻、写真、映画制作など幅広い分野で活躍し、シュルレアリスムの先駆者として活躍した芸術家、マン・レイ。彼の初監督作品『理性への回帰』から100周年を記念して制作された本作『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』は、サイレント短編映画4本の初の4K修復版。映画監督ジム・ジャームッシュと彼の映画のプロデューサーでもありミュージシャンのカーター・ローガンによるバンド、Sqürl(スクワール)が作曲・演奏したオリジナル楽曲を提供した。
スクワールは、2023年1月ベルリンからスタートし、ポンピドゥー・センター(パリ)やクイーン・エリザベス・ホール(ロンドン)などでマン・レイ監督作品4本に即興で音楽をつけるライブを展開し、多くのオーディエンスを魅了。プロジェクトの頂点として2023 年に4Kレストア版として修復され本作がカンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された。
※当館では2K上映
©Sara Driver
©Man Ray 2015 Trust _ ADAGP, Paris 2023
©Man Ray 2015 Trust _ ADAGP, Paris 2023
マン・レイの不思議なワンショットからはじまる。『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』の音楽を手がけたスクワールの独特で、低音だが心地よい音楽が鳴り響き、そこに合わせて次々と出てくるマン・レイ監督の4作品『理性への回帰』『エマク・バキア』『ひとで』『サイコロ城の秘密』の映像の一部。CG技術などない、100年前にどのように撮影されたのか、と思わせるような不思議で甘美な映像は、私たちを魅惑への世界へと誘う。
ジャームッシュ監督は15年ほど前からサイレント映画に音楽をつけてみたいと思い、この企画を始動。マン・レイの短編映像作品にスクワールの音楽を合わせたライブを2017年から開始。パリのポンピドゥー・センターや、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールなどでも実施し、多くのオーディエンスを魅了。プロジェクトの頂点として、マン・レイが初めて映画製作に着手してから100周年にあたる2023年に4Kレストア版として『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』がカンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映されたのだ。
マン・レイ監督の短編4本『理性への回帰』、『ひとで』、『エマク・バキア』、『サイコロ城の秘密』で構成され、4Kレストアによりモノクロ映像は美しく甦り、そこにスクワールによる繊細かつ破壊的な音楽が融合。今までに感じたことのない恍惚な映像体験となり現代に甦った。20世紀を代表する芸術家マン・レイと現代でも作品を作り続けているジム・ジャームッシュ監督の時代を超えた奇跡のコラボレーションをぜひ、お楽しみください。
©︎Man Ray 2015 Trust, ADAGP, Paris 2023
©︎Man Ray 2015 Trust, ADAGP, Paris 2023
©︎Man Ray 2015 Trust, ADAGP, Paris 2023
©︎Man Ray 2015 Trust, ADAGP, Paris 2023
©︎Man Ray 2015 Trust, ADAGP, Paris 2023
『RETURN TO REASON/リターン・トゥ・リーズン』
(2023年/フランス/フランス語/70分/モノクロ/スタンダード/5.1ch)
監督:マン・レイ
音楽:スクワール(ジム・ジャームッシュ&カーター・ローガン)
配給:ロングライド