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近日公開
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主人公は絶滅危惧種に指定されている海鳥パフィン(ニシツノメドリ)の女の子ウーナと弟のババ。世界遺産スケリグ・マイケル島などアイルランドの島々にインスパイアされたというトンガリ島を舞台に、愛らしい冒険が繰り広げられます。戦いなどの暴力を排し、行方不明のパフィンの卵を探すという一見シンプルな物語にみえて、自然保護、多様性、調和といった深いテーマが、美しい自然の中に描かれます。
本作は、故郷を失い新しい環境で居場所を見つけられないイザベルというキャラクターを物語の中心に据え、シリーズの主人公であるウーナは、イザベルを見守り、友達になれるよう手を差し伸べるというストーリー。誰もが自分らしく暮らせる場所があることの大切さと私たちにできる手助けについてのメッセージは、子供はもちろん、大人の心にも響くことでしょう。
オオカミやアザラシなど印象的な動物を登場させてきたスタジオらしく、パフィン、トガリネズミ、ウサギ、ハリネズミなどアイルランドに暮らすたくさんの生き物と植物が今回も登場します。動物も花や葉も丁寧なリサーチに基づき正確に描くことで、自然そのものが持つ美しさを引き出し、観客はまるで絵本の中に迷い込んだような感覚を覚えます。
アイルランド西部の小さな島(トンガリ島)に暮らすパフィン(ニシツノメドリ)の女の子ウーナと弟のババ、仲間の動物たちが繰り広げる冒険と、友情の物語
ある日、大きな嵐によって故郷を失った動物たちがトンガリ島に逃れてきます。
パフィンの仲間の鳥であるエトピリカのイザベルは、新しい環境になじめず、なかなか友達を作ることができません。
みんなに認めてもらいたくて、イザベルが誰にも相談せずにしたことが、思いもかけない結果を招いてしまいます。
ウーナと仲間たちは、イザベルを助けることができるでしょうか。
『パフィンの小さな島』 Puffin Rock and the New Friends
(2023年/アイルランド・イギリス/80分/アメリカン・ヴィスタ/5.1ch)
監督:ジェレミー・パーセル
原案:トム・ムーア(「ウルフウォーカー」)/リリー・バーナード、ポール・ヤング
脚本:サラ・ダディ
配給:チャイルド・フィルム
提供:チャイルド・フィルム、代々木アニメーション学院、チャンス イン/ミッドシップ
後援:アイルランド大使館