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12月6日(金)公開
12月6日(金)公開
「彼らの“ホルモンが狂った生活”には、忘れられない高揚感がある。彼らは1日に10回生きては死ぬような興味深い題材であり、私が世界について感じていることを体現している」とグレッグ・アラキは言う。
そんな彼が10代の若者たちを描き、“ティーン・アポカリプス・トリロジー”とも呼ばれる3作品から『ドゥーム・ジェネレーション』と『ノーウェア』の2作品が今回、新たにデジタルリマスターされ劇場公開される(もう1作品は『トータリー・ファックト・アップ』(1994))。
さらに今回のデジタルリマスター版は2作品とも、当時初公開時にはそのストレートな性表現によりレーティングの都合からカットされたシーンも含まれ、ディレクターズカットとして蘇った。
ロサンゼルスのクラブでの狂乱の夜を終え、若いカップルジョーダン・ホワイト(ジェームズ・デュバル)とエイミー・ブルー(ローズ・マッゴーワン)が車で愛し合っていると、暴漢に襲われたハンサムで危険な流れ者グザヴィエ・レッド(ジョナサン・シェック)がフロントガラスに飛び込んでくる。
急いで車を出し彼を助け出すが、グザヴィエは感謝の素振りがなく、エイミーは嫌悪感を抱いていた。
しかし、途中立ち寄ったコンビニで店員とトラブルになり、グザヴィエが揉み合いの中で店員を殺してしまうと、彼らは共犯者として一緒に逃亡を余儀なくされる。
道中、エイミーをなぜか過去の浮気相手と勘違いする男など、暴力的でサイコな人間達に出会う悪夢のような逃避行を続けるが、エイミーは徐々にグザヴィエに性的な魅力を感じ始め、ジョーダンを含む彼らの三角関係に変化が起きていく。
シューゲイザーやオルタナティヴロック等の名曲が作品を彩る
■ナイン・インチ・ネイルズ “Heresy”
■スロウダイヴ “Alison”/“Blue Skied an ‘Clear”
■ラヴ・アンド・ロケッツ “This Heaven”
■ジーザス&メリー・チェイン “Penetration”/“Sometimes Always”
■ピチカート・ファイヴ “Groovy Is My Name”
■コクトー・ツインズ “Summer-Blink”
■エイフェックス・ツイン “On”
■ラッシュ“Undertow(Spooky Remix)”
■ザ・ヴァーヴ “Already There” …and more!!
『ドゥーム・ジェネレーション デジタルリマスター版』 The Doom Generation
(1995年/アメリカ・フランス/英語/84分/カラー/ビスタ/5.1ch/R15+)
監督・脚本・編集:グレッグ・アラキ
出演:ローズ・マッゴーワン、ジェームズ・デュバル、ジョナサン・シェック
製作:グレッグ・アラキ、ニコル・アルビブ、アンドレア・スパーリング
日本語字幕:佐藤南
配給:パルコ
宣伝:パルコ、SUNDAE