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わたしは目撃者【ダリオ・アルジェント 動物3部作】 Il gatto a nove code/The Cat o' Nine Tails

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11.22

詳細 DETAIL

『歓びの毒牙』大ヒットを受け、各国からの出資を受けて作られた監督第2作。
サスペンスとスリルに満ちた心理描写、科学と犯罪が絡み合うプロットが魅力の本作で、アルジェントは自身の十八番である華麗なる殺人描写に磨きをかけていった。
『ダーティハリー』『時計じかけのオレンジ』『フレンチ・コネクション』などがひしめく1971年の映画興行界でイタリアを代表し、ジャッロ映画の礎の形成に寄与した。

【STORY】

遺伝学研究所での謎多き侵入事件と、所員である博士の列車での轢殺事件。
関係者が次々と殺される中、盲目の元新聞記者フランコ・アルノと若き新聞記者ジョルダーニは、決死の覚悟で犯人を追い詰めていく。

『わたしは目撃者』 Il gatto a nove code/The Cat o’ Nine Tails
(1970年/イタリア・西ドイツ・フランス/イタリア語/112分/カラー/スコープサイズ/モノラル)

監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェームズ・フランシスカス、カール・マルデン、カトリーヌ・スパーク


ダリオ・アルジェント Dario Argento

“鮮血の魔術師”とも呼ばれるイタリアン・ホラー界の巨匠。

映画プロデューサーの父親とカメラマンの母親を持ち、幼少から映画製作に興味を抱く。高校時代からホラーやサスペンスに傾倒し、映画雑誌に映画評を投稿、卒業後はローマの新聞「パエーゼ・セーラ」の映画批評を担当する。

セルジオ・レオーネ監督の『ウエスタン』(1968)の原案をベルナルド・ベルトルッチと共同執筆して以降、マカロニ・ウエスタンや戦争映画の脚本を手がけ、1969年の『歓びの毒牙』で監督デビュー。『4匹の蝿』(1971)や『サスペリア PART2』(1975)などの傑作を次々に発表し、1977年の『サスペリア』が全世界的に大ヒットし、ホラー映画の鬼才としての地位を確立した。

その後『インフェルノ』(1980)でハリウッドにも進出、『シャドー』(1982)『フェノミナ』(1984)や『オペラ座 血の喝采』(1988)などの話題作を発表。ジョージ・A・ロメロ監督作『ゾンビ』(1978)の製作にも関与し、「デモンズ」シリーズなどのプロデューサーとしても知られる。

近年も監督最新作となる『ダークグラス』(2022)や初主演作『VOLTEXヴォルテックス』(2021)が劇場公開され、自伝『恐怖』の邦訳が出版されるなど、84歳となる現在もその動向は全世界の映画ファンからの注目を集め続けている。

【ダリオ・アルジェント 動物3部作】
監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
提供・配給:キングレコード+Cinemago