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歓びの毒牙【ダリオ・アルジェント 動物3部作】 L'uccello dalle piume di cristallo/The Bird with the Crystal Plumage

©TITANUS Licensed by RAI Com S.p.A. - Rome, Italy. All Rights Reserved.

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原作はフレドリック・ブラウンの『通り魔』。
アルジェントの監督デビュー作であり、彼の独特の映像美学と緊張感あふれるストーリーテリングが光る作品。
特にショッキングなビジュアルと斬新なカメラワークが特徴で、後のジャッロ映画に多大な影響を与えた。

【STORY】

アメリカ人作家サム・ダルマスはローマに滞在中、ギャラリーで起こった殺人未遂事件を偶然目撃する。
謎の連続殺人事件に巻き込まれた彼は帰国を断念し、現場で耳にした≪鳥の鳴き声≫を手がかりに真相を解き明かそうとする。

『歓びの毒牙』 L’uccello dalle piume di cristallo/The Bird with the Crystal Plumage
(1969年/イタリア・西ドイツ/イタリア語/97分/カラー/スコープサイズ/モノラル)

監督・脚本:ダリオ・アルジェント
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:トニー・ムサンテ、エヴァ・レンツィ、スージー・ケンドール


ダリオ・アルジェント Dario Argento

“鮮血の魔術師”とも呼ばれるイタリアン・ホラー界の巨匠。

映画プロデューサーの父親とカメラマンの母親を持ち、幼少から映画製作に興味を抱く。高校時代からホラーやサスペンスに傾倒し、映画雑誌に映画評を投稿、卒業後はローマの新聞「パエーゼ・セーラ」の映画批評を担当する。

セルジオ・レオーネ監督の『ウエスタン』(1968)の原案をベルナルド・ベルトルッチと共同執筆して以降、マカロニ・ウエスタンや戦争映画の脚本を手がけ、1969年の『歓びの毒牙』で監督デビュー。『4匹の蝿』(1971)や『サスペリア PART2』(1975)などの傑作を次々に発表し、1977年の『サスペリア』が全世界的に大ヒットし、ホラー映画の鬼才としての地位を確立した。

その後『インフェルノ』(1980)でハリウッドにも進出、『シャドー』(1982)『フェノミナ』(1984)や『オペラ座 血の喝采』(1988)などの話題作を発表。ジョージ・A・ロメロ監督作『ゾンビ』(1978)の製作にも関与し、「デモンズ」シリーズなどのプロデューサーとしても知られる。

近年も監督最新作となる『ダークグラス』(2022)や初主演作『VOLTEXヴォルテックス』(2021)が劇場公開され、自伝『恐怖』の邦訳が出版されるなど、84歳となる現在もその動向は全世界の映画ファンからの注目を集め続けている。

【ダリオ・アルジェント 動物3部作】
監督:ダリオ・アルジェント
音楽:エンニオ・モリコーネ
提供・配給:キングレコード+Cinemago