ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭 BRIGITTE BARDOT Retrospective 90th anniversary of BB
上映中~9月26日(木)※上映終了
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上映中~9月26日(木)※上映終了
上映中~9月26日(木)※上映終了
上映中~9月26日(木)※上映終了
60年代を代表するファッションアイコンにして、
仏女優として初の世界的大スター。
その眼差し、唇、つま先まで。
ブリジット・バルドーという神話がよみがえる。
ブリジット・バルドー生誕90年の ブリジット・バルドー。愛称はBB(ベベ)。 BBは社会による性的抑圧を軽やかに跳ねのける、自由奔放な女性像を体現。フェミニズムの草分けとされる『第二の性』を著した哲学者・作家のシモーヌ・ド・ボーヴォワールはBBのことを「女性史を推し進める機関車」と呼び、戦後フランスで最初の、そして最も解放された女性と表現した。BBは1973年、39歳のときに映画界を引退。このたびの特集上映ではバルドーの出演作47本のなかから、貴重な50年代の初期作品から70年代までの主演作10本と、日本初上映となるドキュメンタリーの合計11本のラインナップで、その足跡をたどる。 『恋するオペラ』 Futures vedettes/School for Love 音楽学校に通う女学生たちの初恋を描く。 監督:マルク・アレグレ 『この神聖なお転婆娘』 Cette sacrèe gamine/Naughty Girl 事件に巻き込まれたキャバレーオーナーに頼まれ、彼の愛娘ブリジットを自宅にかくまう歌手のジャン。彼女の正体がバレないようにあの手この手で大奮闘するが・・・。 監督:ミシェル・ボワロン 『花嫁はあまりにも美しい』 La mariée est trop belle/Her Bridal Night ※日本初公開 カトリーヌは田舎のカフェで編集長にスカウトされ、シュシュという芸名でモデルデビュー。瞬く間に売れっ子となるなかで、編集者のミシェルに恋心を抱く。 監督:ピエール・ガスパール=ユイ 『裸で御免なさい』 En effeuillant la marguerite/Plucking the Daisy 自作の小説出版のためにパリに出てきた作家志望のアニエス。手違いで高価なバルザックの初版本を売りとばしてしまったため、やむなく賞金狙いでストリップ大会に出場することに。 監督:マルク・アレグレ 『殿方ご免遊ばせ 4Kレストア版』 Une parisienne/La Parisienne 大統領令嬢ブリジットは父の部下ミシェルに片思い。猛アタックの末、ついに結婚したものの、相変わらずプレイボーイの夫への対抗心に火がついて・・・。 監督:ミシェル・ボワロン 『可愛い悪魔』 En cas de malheur/In Case of Adversity 監督:クロード・オータン=ララ 『気分を出してもう一度』 Voulez-vous danser avec moi?/Come Dance with Me! 夫にかかった殺人の嫌疑を晴らすべく、BB演じる妻ヴィルジニーは捜査を開始。ダンス教室に潜入捜査する一環で、さまざまなジャンルのダンスを披露するなど、BBの迷探偵ぶりが楽しい。『殿方〜』に続きアンリ・ヴィダル&M・ボワロン監督とタッグ。 監督:ミシェル・ボワロン 『私生活 4Kレストア版』 Vie privée/A Very Private Affair BB主演でBBの人生そのものを描こうとしたルイ・マル監督による傑作。常に群衆とパパラッチに追われるセレブであるがゆえの孤独という、SNS時代にも通じるテーマを映し出す。BBの表情を1分間以上捉え続けるラストショットが強烈。 監督:ルイ・マル 『ビバ!マリア』 Viva Maria! 大女優ジャンヌ・モローと競演した、ふたりの“マリア”が活躍する陽気なドタバタ革命劇。アナーキストの父を持つ無敵のテロリストに扮したBBと、古典劇の素養もある歌手を演じたモローの艶っぽさが好対照。衣装はピエール・カルダン。 監督:ルイ・マル 『ラムの大通り』 Boulevard du Rhum/Rum Runners アメリカ禁酒法時代のカリブ海を舞台に、酒密輸船の船長と映画スターの恋を描く。1920年代当時の“セックスシンボル”であった女優クララ・ボウをイメージした役で、スクリーン越しにリノ・ヴァンチュラを魅了するBBがチャーミング。 監督:ロベール・アンリコ 『ブリジット・バルドー 誤解』 Bardot, la méprise BBの熱狂的崇拝者であるダヴィド・テブール監督が多数のフッテージやプライベートショットを用いてビデオレターの形式で考察する、女優ブリジット・バルドーの肖像。同時代を生きたさまざまなフランスの映画・音楽界の重鎮の姿も登場する。 監督:ダヴィド・テブール 【ブリジット・バルドー レトロスペクティヴ BB生誕90年祭】
アニバーサリー・レトロスペクティブ!
60年代を代表するファッションアイコンであり、タブーを打ち破るポジティブな官能性で、フランス女優として初の世界的大スターである。【上映作品】
(1955年/フランス/93分/モノクロ/スコープ/字幕翻訳:橋本裕充)※日本初公開
©1955 Régie du Film- Orsay Films / 2011 C. Roth-Meyer – Films du Jeudi
ラストのシスターフッドの一幕が爽やかな余韻。監督はBBの映画界入りのきっかけを作ったマルク・アレグレ。ハンサムな教師役のジャン・マレーはジャン・コクトーの長年の恋人として知られる。
出演:ブリジット・バルドー、ジャン・マレー、イザベル・ピア
原作:ヴィッキ・バウム
脚本:ロジェ・ヴァディム、マルク・アレグレ
(1956年/フランス/83分/カラー/スタンダード/字幕翻訳:手束紀子)
©1956 STUDIOCANAL
BBの才能を活かした多彩なダンスシーンとコメディエンヌっぷりは必見。
出演:ブリジット・バルドー、ジャン・ブルトニエール
原案:ジャン・ペリーヌ
脚本:ロジェ・ヴァディム、ミシェル・ボワロン
(1956年/フランス/94分/モノクロ/スタンダード/字幕翻訳:橋本裕充)
©1956 – PATHE FILMS – STUDIOCANAL
ピエール・バルマンの手がけたウェディングドレスが可憐でエレガント。
出演:ブリジット・バルドー、ミシュリーヌ・プレール、ルイ・ジュールダン
原作:オデット・ジョワイユー
脚本:フィリップ・アゴスティニ、ジュリエット・サン=ジニエ
(1956年/フランス/102分/モノクロ/スタンダード/字幕翻訳:丸山垂穂)
©1956 TF1 DROITS AUDIOVISUELS
当時の夫であるロジェ・ヴァディムが脚本で参加。
出演:ブリジット・バルドー、ダニエル・ジェラン
原案:ウィリアム・ベンジャミン
脚本:ロジェ・ヴァディム、マルク・アレグレ
(1957年/フランス/89分/カラー/スタンダード/字幕翻訳:手束紀子)
©1957- TF1 Droits Audiovisuels – Pretoria
オープニング曲は映画音楽家ミシェル・ルグランの姉クリスチャンヌ・ルグランが歌う〈Paris B.B.〉。
出演:ブリジット・バルドー、シャルル・ボワイエ、アンリ・ヴィダル
脚本:アネット・ワドマン、ジャン・オーレル、ジャック・エマニュエル、ミシェル・ボワロン
(1958年/フランス/117分/モノクロ/スタンダード/字幕翻訳:橋本裕充)
©1958 Production Raoul Levy / Les Films Marceau Concordia
恵まれない境遇から非行に走る若い女性と、彼女を自分のものにしようと危ない橋を渡る弁護士の姿を通してブルジョワの欺瞞や悲哀を映し出すクライムサスペンス。BBが名優ジャン・ギャバンとの共演で新境地を見せ、トリュフォーも賞賛した一作。
出演:ブリジット・バルドー、ジャン・ギャバン
原作:ジョルジュ・シムノン
脚本:ジャン・オーランシュ、ピエール・ボスト
(1959年/フランス・イタリア/92分/カラー/スタンダード/字幕翻訳:橋本裕充)
© 1959 GAUMONT
出演:ブリジット・バルドー、アンリ・ヴィダル、ドーン・アダムス、セルジュ・ゲンズブール
原作:ケリー・ルーズ
脚本:ジェラール・ウーリー、ジャン=シャルル・タケラ、ルイ・C・トーマ、ミシェル・ボワロン、アネット・ワドマン、フランシス・コーヌ
(1962年/フランス・イタリア/104分/カラー/ヨーロピアンビスタ/字幕翻訳:松浦美奈)
©1962 GAUMONT – STUDIO 37 – CCM
出演:ブリジット・バルドー、マルチェロ・マストロヤンニ
脚本:ジャン=ポール・ラプノー、ルイ・マル、ジャン・フェリー
(1965年/フランス/116分/カラー/スコープ/字幕翻訳:長谷川圭子)
©1965 Nouvelles Editions de Films NEF (France) / Vides (Italie)
出演:ブリジット・バルドー、ジャンヌ・モロー
脚本:ルイ・マル、ジャン=クロード・カリエール
提供:ファインフィルムズ
(1971年/フランス/125分/カラー/ヨーロピアンビスタ/字幕翻訳:松浦美奈)
© 1971 GAUMONT (FRANCE) / RIZZOLI FILMS (ITALIE)
出演:ブリジット・バルドー、リノ・ヴァンチュラ、ギイ・マルシャン
原作:ジャック・ペシュラル
脚本:ピエール・ペルグリ、ロベール・アンリコ、トニ・レコーデル
(2013年/フランス/114分/カラー/フルHD/字幕翻訳:橋本裕充)※日本初公開
©2013 Gaumont Télévision / Christian Davin Production / Arte France / Institut National de l’Audiovisuel
自伝朗読:ビュル・オジエ
出演:ブリジット・バルドー、セルジュ・ゲンズブール、ロジェ・ヴァディム、ジャン=ルイ・トランティニャン、ジャン=リュック・ゴダール
提供・配給:キングレコード