永く観ることが叶わなかった愛と衝撃の大傑作、再び。

＜韓流の原点にして頂点＞25年の時を経て、
4Kデジタルでスクリーンによみがえる！

南北対立を描いたスパイアクション超大作にして、圧巻のラブストーリーである本作は、1999年2月に韓国で公開され、『タイタニック』を超える621万人を動員し、社会現象になった。翌年日本でも公開されるや「韓国映画はハリウッドを越えているのか―」という驚きと共に、列島沸騰の社会現象を巻き起こし当時の韓国映画としては空前の興行収入18億円を突破する大ヒットを記録。
この伝説の作品はしかし、以後劇場上映・配信などがなされず＜幻の傑作＞となっていた。あれから25年、再上映を望む熱い声に応えようと粘り強い権利交渉を重ねてきたカン・ジェギュ監督の努力が実を結び、韓国での公開から25周年のアニバーサリー・イヤーに合わせて劇場再上映が叶うこととなった。

監督も関わる中で行われた4Kデジタル修復作業により、南北に横たわる悲しみと、平穏な日常に輝く愛のコントラストが一層際立ち、ラストの圧倒的衝撃はより深く胸を震わす。当時すでに大スターだった主演のハン・ソッキュに加えて、物語の脇を固めたソン・ガンホやチェ・ミンシクは本作を経て韓国映画界の柱を担う存在となり、本作が映画初出演だったキム・ユンジンはその後ハリウッドにも進出。そんな錚々たる出演者の競演は、今観るとより胸を熱くする。

【STORY】

要人暗殺事件を捜査中の韓国情報部員、ユ・ジュンウォン（ハン・ソッキュ）とイ・ジャンギル（ソン・ガンホ）。犯人と目される北朝鮮の女性工作員を追跡するふたりは、強力な破壊力を持つ液体爆弾を用いたテロ計画の存在を知る。ターゲットは南北両首脳―。

『シュリ デジタルリマスター』 Swiri
（1999年／韓国／カラー／125分／ドルビー・デジタル／字幕翻訳：根本理恵）
監督・脚本：カン・ジェギュ『JSA』
出演：ハン・ソッキュ『八月のクリスマス』、キム・ユンジン『告白、あるいは完璧な弁護』、
チェ・ミンシク『オールド・ボーイ』、ソン・ガンホ『パラサイト 半地下の家族』
主題歌：When I Dream（キャロル・キッド）　　
配給：ギャガ