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わたしの物語 Is There Anybody Out There?

上映中~8月22日(木)※上映終了

©Hot Property ITAOT Limited 2023

日時

上映中~8月22日(木)※上映終了

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳以下) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

詳細 DETAIL

2023年サンダンス映画祭ワールドシネマ部門正式出品
2023年ミルウォーキー映画祭審査員特別賞
2023年クラクフ映画祭最優秀ソーシャル・イシュー映画賞 他

“わたしと同じような脚の人っている──?”

生まれつき極めてまれな障がいのある
気鋭の女性監督エラ・グレンディニングが、4年にわたり
自ら撮影・監督した類まれなる“セルフ・ポートレイト”ドキュメンタリー!!

股関節がなく、大腿骨が短い20代のイギリス人映画監督エラ・グレンディニング。「障がい」を意識せず伸び伸びと育てられたが、「自分だけ異質」という感覚がぬぐえない。好奇の目線を無遠慮に投げかけてくるこの世界で、自分を肯定するためには何が必要か?その答えを求め、エラはSNSを通じ‟自分と同じ障がいがある人”を探すことにした。撮影中の予期せぬ妊娠、出産、子育てや、シングルマザーの母への率直な問いかけ、子どもを連れての渡米など、エラが経験する様ざまな出来事や思いが丁寧に綴られる。
母となったエラは何を考えるのだろうか?果たして目標は達成できるのだろうか?自分らしい生き方を模索する、4年間に及ぶ旅路を記録したセルフ・ドキュメンタリー!

<障がい者差別(エイブリズム)>が蔓延する世界で
すべての“わたし”に投げかけられる力強いメッセージ

障がいの“治療”のため、大きな手術を何度も受ける子どもたちの姿に直面したエラは、「このままではいけないのだろうか?」と改めて悩む。四肢延長と再建手術の国際的権威、ペイリー医師は「治療すれば人生が劇的に改善される」と言う。障がいの“治療”と一体となって存在する〈障がい者差別(エイブリズム)〉に対峙するエラ。その常に前向きであろうとする姿からは、差別に反対する明確なメッセージが受け取れる。翻ってそれは「普通」とは何か、「非障がい者」が優先される社会とは何かを問うものだ。また一方で、今を生きるすべての“わたし”にエールが送られているような深い感動を呼び起こす本作は、サンダンス映画祭をはじめとして各国の映画祭で高い評価を得た。

【STORY】

“わたし”が“わたし”を肯定するために ─
4年間におよぶ “わたし”の物語

股関節がなく、大腿骨が短い20代のエラ・グレンディニング。彼女の障がいは珍しいため、同じ外見の人には出会ったことがない。そこでエラは、SNSを通じて自分と同じ障がいを持つ人を探すことにした。“わたしと同じような脚の人っている?”とfacebookに書き込み。エラは自分と同様、両脚に障がいがある「大人」を見つけることにこだわっている。こうして2018年、エラの‟自分と同じ障がいを持つ人をSNSで探す旅“が始まった。そんなある時、マッチングアプリで出会ったパートナー、スコットとの子を妊娠していることがわかり…シングルマザーとしてエラを育てた母や、親友であり自閉症のナオミ、SNSを通じた“人探し“によって知り合えた、障がいのある仲間たちとの出会いを通して、エラは新しい世界と自分を知っていく。脚を切断し、子どもの「障がい」を「治療」するべきか悩む親たち、「治療すれば人生は劇的に改善される」と言う医者。はたして「わたしのからだ」は「治療」しなければならないのか ─?<障がい者差別(エイブリズム)>が根強いこの社会で、エラが自分を肯定するために出した一つの答えとは。

『わたしの物語』 Is There Anybody Out There?
(2023年/イギリス/87分/日本語字幕/カラー)

監督・出演:エラ・グレンディニング
製作:ナターシャ・ダック、ニッキ・パロット、リサ・マリー・ルッソ、マーク・トーマス
各地域編成協力:ミカタ・エンタテインメント