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勝敗 第一部・第二部【TBSレトロスペクティブ映画祭】

©TBS

料金

一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳以下) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

詳細 DETAIL

【STORY】
寺山の文学性とテレビメディア論がぶつかり合った隠れた傑作

萩元がテレビの“中継性”を見出したという『第一部』。

坂田栄寿名人と林海峯八段の第四期囲碁名人戦の模様を4台のカメラと同時録音で収録。
最小限のナレーションと両者の表情・手つき・呟きなどから、緊張感漂う現場の時間そのものを伝える。
しかし翌週放送された『第二部』は一変、物語は思いもよらない展開を見せ、THE寺山作品へと変貌していく。

ヒッチコック『サイコ』のような巧みな構成に貴方も翻弄されるがいい。 

『勝敗 第一部・第二部』(デジタル修復版)(1965年10月5日・12日放送/50分)
構成:寺山修司
ディレクター:萩元晴彦
音楽:武満徹


TBSレトロスペクティブ映画祭の企画について

昨今「テレビはオワコンだ」とよく聞くが、
かく言う貴方は本当の“テレビ”を知っているのか?

TBSではテレビ黎明期から現在に至るまで、メディア論を根本から問う名作ドキュメンタリーが数多く制作されてきた。しかしそれらの多くは、放送後ほとんど視聴の機会に恵まれず、暗く冷たいテープ倉庫の中で今も静かに眠ったままなのだ。そこで私は独断と偏見でいくつかのフィルムを取り出し、デジタル修復して世に再発表する「TBSレトロスペクティブ映画祭」を企画した。

第1回は、拙作『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』の原型である『日の丸』を手掛けた巨人・寺山修司特集。フィルムの保存状態によって修復に限界があった作品も少なくないが、作品そのものが持つ熱量と説得力は今でも我々の胸に迫ってくる。故きを温ね新しきを知る・・・
そうこれこそが、自由で可能性に満ちた“テレビ”の本来の姿なのだ!
第2回、第3回の作品選定の合間を縫い、私も大画面のスクリーンで堪能したいと思う。

TBSレトロスペクティブ映画祭企画 映画監督 佐井大紀


【TBSレトロスペクティブ映画祭】
企画・プロデュース:佐井大紀
エグゼクティブ・プロデューサー:大久保竜
プロデューサー:津村有紀
テクニカル・マネージャー:宮崎慶太
製作著作:TBS
配給:TBS DOCS