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日の丸【TBSレトロスペクティブ映画祭】

©TBS

料金

一般¥1,500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳以下) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

詳細 DETAIL

【STORY】
“偏向番組だ”として政府がTBSを調査、タブー化された問題作

建国記念の日が初めて施行される2日前、寺山と萩元は『あなたは・・・・・』と同じ手法を用いて「愛国心」をテーマに制作したのが本作。

「日の丸といったらまず何を思い浮かべますか?」「家庭と祖国のどちらを愛していますか?」といった質問を矢継ぎ早に投げかけていく。
放送後には“偏向番組だ”として郵政省がTBSに事情聴取を行った。

入社して受けた新人研修で本作に衝撃を受けた私は、拙作『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』を監督するに至る。

『日の丸』(デジタル修復版)(1967年2月9日放送)
構成:寺山修司
ディレクター:萩元晴彦


TBSレトロスペクティブ映画祭の企画について

昨今「テレビはオワコンだ」とよく聞くが、
かく言う貴方は本当の“テレビ”を知っているのか?

TBSではテレビ黎明期から現在に至るまで、メディア論を根本から問う名作ドキュメンタリーが数多く制作されてきた。しかしそれらの多くは、放送後ほとんど視聴の機会に恵まれず、暗く冷たいテープ倉庫の中で今も静かに眠ったままなのだ。そこで私は独断と偏見でいくつかのフィルムを取り出し、デジタル修復して世に再発表する「TBSレトロスペクティブ映画祭」を企画した。

第1回は、拙作『日の丸~寺山修司40年目の挑発~』の原型である『日の丸』を手掛けた巨人・寺山修司特集。フィルムの保存状態によって修復に限界があった作品も少なくないが、作品そのものが持つ熱量と説得力は今でも我々の胸に迫ってくる。故きを温ね新しきを知る・・・
そうこれこそが、自由で可能性に満ちた“テレビ”の本来の姿なのだ!
第2回、第3回の作品選定の合間を縫い、私も大画面のスクリーンで堪能したいと思う。

TBSレトロスペクティブ映画祭企画 映画監督 佐井大紀


【TBSレトロスペクティブ映画祭】
企画・プロデュース:佐井大紀
エグゼクティブ・プロデューサー:大久保竜
プロデューサー:津村有紀
テクニカル・マネージャー:宮崎慶太
製作著作:TBS
配給:TBS DOCS