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ちゃわんやのはなし-四百年の旅人-

6月21日(金)公開

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日時

6月21日(金)公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳以下) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

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420年もの間、伝統と技術を継いできた“朝鮮陶工”たち
師匠と弟子でもある、親と子の<継承>の物語、そして次代への想い

朝鮮陶工たちの歴史は、遡ることおよそ420年前。慶長三年(1598年)、豊臣秀吉の二度目の朝鮮出征(慶長の役)の際に多くの朝鮮人技術者たちが、九州を中心とした西日本の各藩に連行された。その中に、後の陶工たちがいた。以来、420年にも渡る苦難の道のりを幾度となく乗り越え、その技術と歴史が受け継がれている。朝鮮陶工たちの苦難の歴史と伝統の継承について、薩摩焼の十五代沈壽官、萩焼の十五代坂倉新兵衛、上野焼の十二代渡仁といった朝鮮をルーツに持つ陶工、そして関係者、専門家たちのインタビューを通して紐解いてゆく。

【STORY】
わたしたちは、故郷を想い<未来>を見つめる―

遡ること420年前、豊臣秀吉の二度目の朝鮮出兵の帰国の際に、主に西日本の諸大名は各藩に朝鮮人陶工を連れ帰った。
薩摩焼、萩焼、上野焼などは朝鮮をルーツに持ち、今もなお伝統を受け継いでいる。

薩摩の地では、島津家が彼らを厚く庇護をして苗代川当地に住まわせた。その中に沈壽官家の初代となる沈当吉がいた。以来、沈壽官家は研磨を重ね多彩な陶技を尽くした名品の数々を世に送り出し、世界中に “SATSUMA”の名が広がった。

幼少期に経験した言われなき偏見や差別の中で、日本人の定義とは何かと自身のアイデンティティに悩んだ十五代沈壽官を救った司馬遼太郎の地方の言葉。
その十五代沈壽官が修行時代を過ごした韓国・利川にあるあるキムチ甕工房の家族は、十五代から学んだ伝統を守る意義を語る。沈壽官家の薩摩焼四百年祭への願い。
そして、十二代渡仁が父から受け継いだ果たすべき使命。​十五代坂倉新兵衛が語る父との記憶と次の世代への想いとは。

朝鮮をルーツに持つ陶工たち、その周囲の人々の話が交差し、いま見つめ直すべき日本と韓国の陶芸文化の交わりの歴史、そして伝統の継承とは何かが浮かび上がる。

『ちゃわんやのはなし-四百年の旅人-』(2023年/117分/日本/日本語・韓国語/カラー/DCP)
監督:松倉大夏
出演:十五代 沈壽官、十五代 坂倉新兵衛、十二代 渡仁 ほか
語り:小林 薫
企画・プロデュース:李 鳳宇
特別協賛:株式会社フェドラ 、Asia Society Japan Center、大韓航空、財団法人 李熙健韓日交流財団
助成:文化庁 「ARTS for the future! 2」補助対象事業
企画・製作​・提供:スモモ
​配給:マンシーズエンターテインメント