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悪魔のシスター デジタルリマスター版 Sisters

上映中~3月21日(木)※上映終了

©1973 American International Pictures, Inc.

日時

上映中~3月21日(木)※上映終了

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

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詳細 DETAIL

巨匠ブライアン・デ・パルマの記念碑的作品にして日本デビュー作
美しくも物狂おしい悪夢的サイコスリラーがスクリーンに再降臨

映像の魔術師、巨匠ブライアン・デ・パルマによる
世にも恐ろしく物狂おしい悪夢的外科手術
異常な愛の果てに広がるその結末とは―。

伝説のロック・ミュージカル『ファントム・オブ・パラダイス』(74)、ホラーの金字塔『キャリー』(76)、ヒップホップ・カルチャ ーにも絶大な影響力を誇る『スカーフェイス』(83)、そしてハリウッド大作の『アンタッチャブル』(87)や『ミッション:インポッシブル』(96)など数々の傑作、話題作で知られる鬼才監督、ブライアン・デ・パルマ
そのジャンルレスな作風こそがデ・パルマの持ち味ではあるが、彼の真骨頂は変態的、偏執的なまでの映像テクニックを駆使して浮き彫りとなる痛切な愛の物語にある。それ故、世代を超えてカルト的なファンを増やし続けているデ・パルマの日本で一番最初に紹介された作品であり、デ・パルマ美学の頂点とも言える『悪魔のシスター』が初のデジタルリマスター版でリバイバル公開。殺しの現場を覗き見てしまった女性記者、おぞましい過去に支配されるファッションモデル、彼女に異様なほど執着する男。彼らの倒錯的な関係が毒々しい映像美で描かれ、やがて流血と疑惑と恐怖が渦巻く驚愕の世界へと観る者を誘っていく。

映画はサスペンスフルな演出と映像技術で、結合双生児の姉妹の謎を追いかけながら、流血と疑惑と恐怖が渦巻く世界へと突き進んでいく。主人公のダニエルを演じるのは、後に「スーパーマン」のヒロインを演じたマーゴット・ギター。結合双生児の姉妹の対比を見事に演じわけ、映画をいっそう神秘的に盛り上げている。ダニエルに倒錯的に執着する男エミール役には、『ファントム・オブ・パラダイス』のファントム役はじめ、『フューリー』『殺しのドレス』『ブラック・ダリア』などデ・パルマ作品の常連として活躍した怪優ウィリアム・フィンレイ。その眼差しと表情は、いちど見たら忘れられない強烈さ。音楽はヒッチコック作品『めまい』『北北西に進路をとれ』ほか『市民ケーン』『タクシードライバー』などを手掛けた名作曲家バーナード・ハーマン。公開当時「ヒッチコックの『サイコ』以来の最高の恐怖映画」「第一級のミステリー・サスペンス」と称賛されたスリラー映画でありながら、精神的、社会的に抑圧下におかれた女性映画という側面も持つ。結末に近づくにつれのしかかる恐ろしさは異様そのもので、全編を覆う病的なまでの迫力は唯一無二。

“映像の魔術師” デ・パルマによるめくるめく悪夢と、その戦慄の結末をこ賞味あれ。

【STORY】

悪い夢を見ていたの

モデルのダニエルは、テレビ番組のエキストラ役をきっかけに知り合った青年と一夜を過ごす。翌日、向かいのアパートに住む女性記者グレースは、青年がダニエルの部屋で惨殺されるのを目撃。独自に調査を開始したグレースは、ダニエルには実は妹がいて、結合双生児として生まれていたことを知るのだったが、それは本当の恐怖に飲み込まれる一歩だった・・・。

『悪魔のシスター デジタルリマスター版』(1973年/アメリカ/カラー/92分)
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:マーゴット・ギター、ジェニファー・ソルト、チャールズ・ダーニング、ウィリアム・フィンレイ、ライスル・ウィルソン
脚本:ブライアン・デ・パルマ、ルイザ・ローズ
配給:コピアポア・フィルム