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「決断」運命を変えた3.11 母子避難

上映中~5月2日(木)

日時

上映中~5月2日(木)

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳以下) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

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スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

05.02

詳細 DETAIL

原発問題と命がけで闘った元福島県知事 佐藤栄佐久のドキュメンタリー映画『知事抹殺の真実』の監督 安孫子亘が7年の歳月をかけた渾身の一作

この「決断」を迫られた要因は ひとかけらも消える事はない
~十の家族の決断~

2011年3月11日、東日本大震災 福島原発事故により人生最大の「決断」を迫られたある10家族の証言です。震災前、この家族はどこにでもあるような日常を送っていた。「いってらっしゃい!」子供たちが学校まで競争しながら駆けていく。団地の公園では、幼い子を砂場で遊ばせる若いお母さんたち。休日、キャッチボールをする親子。家庭菜園の収穫を楽しむ母と子。その何気ない平和な時間を3.11が止めた。原発事故により放射能が降り注ぎ、予備知識のまったくなかった人たちにとって、ただ右往左往するしかなかった。的確な指示がないまま、一人ひとりがかすかな情報を頼りに、最後は自分の身は自分で守る「決断」をするしかなかった。それは円満な家庭の崩壊の始まり。人生最大の「決断」を迫られた瞬間であった。

監督メッセージ
いまから8年前、映画館で自主避難者の方達と会った。涙ながらに「ありがとうございます」を繰り返していた。それは元福島県知事、佐藤栄佐久に向けたお礼だった。その数分前に私は佐藤栄佐久と共に映画「知事抹殺」の真実の舞台挨拶をしていた。客席にいたその避難者たちはずーと涙を流し続けていた。佐藤栄佐久は客席に向かって頭を下げた「申し訳ない。皆さんに辛い思いをさせてしまった。」その涙は止まらなかった。そこから避難者に会う旅がはじまった。

3.11福島原発事故から13年、母親が子供を被ばくから守り、変化を求め立ち上がる姿をこの映画で実感してほしい。ものには「絶対」はない。すべて経験でしかない。それを超えたものは「想定外」。すなわち「あとの祭り」である。そして「犠牲」のもとに事は進む。そして時間がすべてを解決し忘れさられる。自分の身は、自分で守れ。この映画でとくと教えられた。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『「決断」運命を変えた3.11 母子避難』を紹介!
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『「決断」運命を変えた3.11 母子避難』(2024年/日本/HD/カラー/ドキュメンタリー/90分)
監督:安孫子亘
製作:ミルフィルム