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MIRRORLIAR FILMS Season5

5月31日(金)~2週間限定公開

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

日時

5月31日(金)~2週間限定公開

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

詳細 DETAIL

監督は鏡に変化を与え、俳優は鏡をも騙す。

「だれでも映画を撮れる時代の幕が開く」
6人の監督が生み出す短編映画プロジェクト

MIRRORLIAR FILMSは、伊藤主税(株式会社and pictures)、阿部進之介、山田孝之らがプロデュースする、クリエイターの発掘・育成を行う短編映画制作プロジェクト。2021〜22年公開のSeason1〜4では俳優、映画監督、漫画家、ミュージシャンなどが監督した36本の短編映画を発表した。短編映画だから、短編映画ならば挑戦してみたいと映画未経験者や普段映画に関わらない異なるバックグラウンドのクリエイターが集まり、新しい視点やアイデアが生まれる場となっている。

Season5となる本作には、個性豊かな6作品が収められている。
元理学療法士という特異な経歴で得た感覚と感性で劇映画・ドキュメンタリーを創作する榊原有佑監督作『MIMI』は、数々の映画やドラマに出演し、俳優として第一線で活躍し続ける横浜流星を主演に、プロジェクトのプロデューサーでもある阿部進之介と山田孝之、さらに、森永悠希、山下幸輝ら豪華俳優陣を共演に迎える。「俳優は鏡をも騙す」という意味の本プロジェクト名「MIRRORLIAR」を探求し「鏡の奥を探る」がテーマとなる。

俳優をはじめ、コメディアン、画家、ミュージシャンなど多彩な分野で活躍する竹中直人監督作『たてこもり』は、演技力とコンビネーションが話題のお笑いコンビ・スクールゾーン俵山峻、橋本稜を主演に迎え、佐々木史帆や土佐和成など個性豊かな俳優陣が揃い、ちいさな喫茶店の一角で起こる悲劇的な事件が描かれる。
漫画家、俳優とマルチに活動する大橋裕之監督作『変哲の竜』は、お笑い芸人として、作家として独自のクリエイティビティを表現する又吉直樹を主演に、山田孝之、伊藤沙莉という豪華キャストを共演に迎え、ふと嗅いだ“におい”をめぐり再会する同級生の物語。
さらに、数多くの作品の中から選出されたハイレベルで個性豊かな一般公募作品も見逃せない。競争社会で生きる若者の葛藤、そして垣間見える暴力性と残酷さを描き、2023年夕張国際映画祭短編部門にてグランプリを獲得した22歳のリトアニア人ピウス・マチュルスキス監督作『NAIKU』。ちょっと変わった男女3人の三角関係を独特な空気感で描き、池袋みらい国際映画祭にて特別審査員賞を受賞した巖川虎太郎監督作『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』、下北沢映画祭にノミネーションされた十川雅司監督が友情と恋愛のはざまを描いた儚い恋物語『駆け抜けたら、海。』の一般公募作品3作品を含めた計6作品が、Season5で公開される。

【上映作品】

『MIMI』

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

青年が作り出した架空の猫ミミをめぐる物語

青年(横浜流星)が臨床心理士の先生(阿部進之介)に、子どものころに飼っていた猫・ミミとの思い出を楽しそうに語る。けれども実は、ミミは青年が作り出した架空の存在であるという。そんな掴みどころのない青年に先生は、美羅町母親刺殺事件の犯人「立花リョウ」について問う。すると青年は、「自分は立花リョウの全てを知っている」と答える。まず彼に関する本や記事を⼀通り調べ、あとは「対話」によって彼を知ったという青年。「対話は楽しい。でも聞きたくないことを聞かないといけないこともある。彼を知るために必要なんです・・・」青年が自身と立花リョウの関係について語りだすと、ある真実が浮かび上がってくる。

監督・脚本:榊原有佑
出演:横浜流星、阿部進之介、森永悠希、山下幸輝、山田孝之


『変哲の竜』

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

ふと嗅いだ、「におい」をめぐる物語。

ある日の昼間、誰もいない公園で竜(又吉直樹)が文庫本を読んでいると、懐かしいにおいが鼻を突く。小学校時代の友人、正樹(山田孝之)の家の部屋のにおいだとひらめいた竜は、においを確かめるため、正樹の家を20年ぶりに訪れる。
竜は懐かしの二階の部屋にひとり寝転がり、「におい」を吸い込む。
一方その頃、正樹の妻の今日子(伊藤沙莉)と正樹が何やら言い争いをはじめたようでー。

監督・脚本:大橋裕之
出演:又吉直樹、山田孝之、伊藤沙莉


『たてこもり』

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

田舎の喫茶店でおきた真夏の悲劇

とある田舎町の喫茶店「喫茶マーズ」。そこで働く三兄妹の賢一(橋本稜)、英二(俵山峻)、三津子(佐々木史帆)。客のいない店内に1人の男(土佐和成)がやってくる。男は、妻が若い男と心中し、自らも死のうとしたが死にきれずにいる。ここにくる前に、警察官を1人、殺してきたと話し出す。
「皆を殺して死刑になろうと思って」という殺人犯を前に、命の危機に晒され、恐怖に怯える兄妹たち。「そうだ、幸せな人から殺そう」と犯人に銃を突きつけられた三兄妹は、それぞれの人生で起こった不幸話を競い合う。

監督:竹中直人
脚本:和田清人
出演:スクールゾーン(橋本稜、俵山峻)、佐々木史帆、土佐和成、AFRA、松浦りょう


『NAIKU』(公募作品)

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

興奮と残酷さを解き放つ競争心の先にー

10人の風変わりなギャングが、廃墟と化した工業地帯を無謀にもジープで走り回る。ルーフに座り凧を掲げる一人の男が、その場を通りかかった主人公・アドマス(エリック・ヴォジェヴォディン)をギャング達のゲームへ誘う。即座に引き込まれた彼が辿り着いた先は、暴力的なトーナメントだった。決戦の勝者は、一人で凧を揚げる権利が与えられる。目的のわからないゲームに困惑するアドマスだったが、対戦は次第に非人道的な争いへと化す。

監督・脚本:ピウス・マチュルスキス
脚本:ロカス・ミケヴィチウス
出演:エリック・ヴォジェヴォディン ほか


『さようなら、あおいの赤いメガネンティティ』

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

田淵くんが好きなのは本当に私?

赤い眼鏡をかけたあおい(北原麻衣)はある日、田渕くん(巖川虎太郎)に告白される。あおいは思った。「田渕くんは本当に私のことが好きなのだろうか。私が赤い眼鏡をかけているから私のことが好きなのではないだろうか。赤い眼鏡をかけていたら誰でもいいのではないだろうか」と。それが気になって仕方ないあおいはある作戦を思いつき、自転車で走り出す。

監督・脚本:巖川虎太郎
出演:北原麻衣、巖川虎太郎、温井祥太


『駆け抜けたら、海。』

©2024 MIRRORLIAR FILMS PROJECT

“友情と恋愛のはざまを描いた儚い恋物語”

女子大生の綾瀬みつき(松原怜香)は、親友の星野うみ(嶺結)に片想いをしている。合コンを抜け出してきた2人は閉店間際の銭湯に駆け込む。いつものようにうみの恋愛話を聞かされるみつき。次第にみつきは自身の想いがあふれてしまう。

監督・脚本:十川雅司
出演:松原怜香、嶺結


【MIRRORLIAR FILMS Season5】(2024年/日本/88分)
製作:伊藤主税、阿部進之介、山田孝之、関根佑介、松田⼀輝
制作:and pictures
支援:秋田市、蒲郡市
寄附者:吉野石膏、プレステージ・コアソリューション
宣伝:ブロードメディア、amo
特別協力:Lemino、JOYSOUND、Filmarks、ティーアンドエス、渋谷のレーベル、with Create..、Creators’ Village and pictures region Your Films、秋田市未来創造人材育成・映像プロモーション事業実行委員会
配給:アップリンク