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JAZZ GODFATHER

上映中~1月18日(木)※上映終了

©株式会社ロックス

日時

上映中~1月18日(木)※上映終了

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(18歳) ¥1,000/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

詳細 DETAIL

音楽に人生を捧げた男の最後の記録

2022年3月8日、新型コロナウイルス感染による肺炎のため、
一人のジャズ・ミュージシャンがこの世を去った。
ベーシストとして活躍した鈴木勲は、仲間から親しみを込めた愛称“オマさん”と呼ばれ、その魅力溢れる演奏とパフォーマンスにより、日本のみならず海外でもエラ・フィッツジェラルド、チャールズ・ミンガスらジャズ界の巨匠らとも共演。また多数のアルバムをリリースし後進も育成してきた。

この映画は、世界からジャズ界のレジェンドとしてリスペクトを受け、日本のジャズ界を牽引し、“JAZZ GODFATHER(ジャズ・ゴッドファーザー)”と呼ばれた彼の生前からの演奏、その日常、また独特で奇抜で自由奔放な彼の素顔に迫る。
彼の在りし日の演奏シーンや、山下洋輔、日野皓正、鈴木良雄、秋山一将など、日本のジャズ界を代表するミュージシャンたちの証言など、“JAZZ GODFATHER”鈴木勲の真の姿を描いた最後の音楽ドキュメンタリーである。

監督・構成はエンタメ活動集団「ボクらの罪団」を主宰する演出家兼作家の高橋俊次が手掛け、プロデューサーを『非金属の夜』の監督である中田圭が担当している。
なお、ゆうばり国際ファンタステック映画祭2023、韓国チェチョン国際音楽映画祭2023のオフィシャルセレクション作品として上映され、好評を博した。

鈴木勲

1933年東京生まれ。大学在学中に行ったルイ・アームストロング・オールスターズの公演を聴いて、時にベーシストのミルト・ヒントンに衝撃を受け、ベースを弾く決心をする。その後、1956年にはアメリカ軍のベースキャンプで演奏をするようになる。
東京自由が丘の「ファイブスポット」のハウスバンドとして演奏していた1970年、来日していたアメリカの大物ジャズ・ドラマーのアート・ブレイキーに見出されてニューヨークへ単身渡米し、ジャズメッセンジャーズの一員として活動。メッセンジャーと共に全米、ヨーロッパを公演し、ニューヨークのジャズメンと共演することで交流を深めていく。
帰国後フリーとして活躍していたが、来日した海外ミュージシャンと数多く共演し、高い評価を得ている。
共演したアーティストとしては、セロニアス・モンク、エラ・フィッツジェラルド、ウイントン・ケリー、ロン・カーター、ジム・ホール、チャールズ・ミンガス、ポール・デスモンド、ケニー・バレル(、ボビー・ティモンズ、フィリー・ジョー、デューク・ピアソンがいる。
レコードアルバムは50枚以上発売しているが、オリジナルアルバム「BLOW UP」(TBM)「陽光」(キングレコード)は、日本ジャズ賞を受賞した。またベースの他、それぞれの楽器の性格を知るためにピアノや色々な楽器をマスターし、絵も描くなど多彩な才能を披露している。また数多くの若手ミュージシャンを育てるなど、彼から影響を受けたアーティストも多い。
2009年スイングジャーナルで南里文雄賞を受賞。スイスのインターネットラジオ、Radio Jazz Internationalで世界のジャズミュージシャンから20傑に選ばれ「JAZZ GOD FATHER」の称号をもらう。2018年には日本ジャズ音楽協会ジャズ協会長賞を受賞している。
2022年3月8日死去。

『JAZZ GODFATHER』(2023年/日本/日本語/71分)
監督・構成:高橋俊次
出演者:鈴木勲、山下洋輔、日野皓正、鈴木良雄、秋山一将、岡田”Keita”佳大、小山道之、纐纈雅代、中山拓海、塩本 彰、石田 衛、吉良創太、北井誉人、KILLER-BONG、野内遼介、金野遼太郎、岩崎智子
製作:株式会社ロックス
配給・企画・制作:株式会社ZANY
配給・宣伝:フリーマン・オフィス株式会社