日時
上映中~2月1日(木)※上映終了
料金
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000
上映中~2月1日(木)※上映終了
一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000
クストリッツァの長編デビュー作にして第38回ヴェネチア国際映画祭で新人監督賞、国際映画批評家連盟賞を受賞した傑作がついに日本初公開。楽しみといったら地元の集会所で同世代の仲間と集まるくらい。そんな冴えない生活を送るディーノが恋を知り、人生を学び、大切な人との別れを通して、やがて踏み出す大人への第一歩。魅力的なキャラクターと音楽、ちょっぴりのペーソスと限りないユーモアにあふれた、まさにクストリッツァらしい人間賛歌が繰り広げられる。決して希望を失わないディーノを演じるのは、『アンダーグラウンド』で動物園の飼育係、『ライフ・イズ・ミラクル』では息子を捕虜にとられた父親とクストリッツァ作品には欠かせない役者となるスラヴコ・シュティマッツ。
旧ユーゴスラビアのサラエヴォで家族と暮らす少年ディーノ。生活は苦しいのに共産主義を信奉する父親は、酔っぱらって帰ってきては子供たちを集めて政治談議。その様子を見て日々のやりくりに疲れた母親はいつもあきれ顔。
でもディーノはそんなものには一切興味がなく、夜な夜な離れの小屋にある自室にこもって、うさぎのペロを相手に催眠術の猛特訓。さらには地域の若者を集めてバンドを組むことになり、演奏の練習も始まった。
ある日のこと。外国映画に登場するストリッパー、“ドリー・ベル”に心奪われたディーノは、町のごろつきシントルから見知らぬ女を匿ってほしいと頼まれる。なんと彼女の名は“ドリー・ベル”!
一つ屋根の下で暮らすことになったふたりは、いつしか惹かれ合うようになり・・・・・・。
1954年、旧ユーゴスラヴィアのサラエヴォ(現在はボスニア・ヘルツェゴビナの首都)生まれ。少年時代はサッカーとロックに明け暮れ、見かねた両親によってチェコのプラハ国立映画学校に留学させられる。同校で才能を開花させ、81年に発表した『ドリー・ベルを憶えているかい?』でヴェネチア映画祭新人監督賞を受賞し鮮烈なデビューを飾る。二作目の『パパは、出張中!』(85)がカンヌ映画祭パルム・ドール、『ジプシーのとき』(89)が同映画祭監督賞、ジョニー・デップを主演に迎えた『アリゾナ・ドリーム』(93)がベルリン映画祭銀熊賞(審査員グランプリ)、そして『アンダーグランド』(95)が二度目のカンヌ映画祭パルム・ドールと、新作を発表する度に国際映画祭で主要賞を獲得。奇想天外な着想と唯一無二の映像感覚で傑作を連打する欧州最大の映画作家。その他の監督作に『黒猫・白猫』(98)、『ライフ・イズ・ミラクル』(04)、『オン・ザ・ミルキー・ロード』(16)など。自身が率いるバンド、エミール・クストリッツァ&ザ・ノー・スモーキング・オーケストラでも活躍中。
『ドリー・ベルを覚えているかい?』日本劇場初公開(1981年/ユーゴスラヴィア/カラー/109分/原題:Do You Remember Dolly Bell?/PG12)
監督:エミール・クストリッツァ
出演:スラヴコ・シュティマッツ、スロボダン・アリグル ディチ、ミラ・バニャツ、リリャナ・ブラゴイェヴィチ
脚本:アブドゥラフ・シドラン、エミール・クストリッツァ
音楽:ゾラン・シミャノヴィッチ
撮影:ヴィルコ・フィラチ
編集:セニヤ・ティチッチ