日時
上映中~1月11日(木)※上映終了
上映中~1月11日(木)※上映終了
百組の夫婦がいれば、
百の幸せのカタチがあり、
百の葛藤があり苦悩があり、
百の物語があるのではないでしょうか。
この映画は、長年連れ添った夫婦が、
伴侶の病によって歴史を閉じようとする時、
どう寄り添うかを問いかけます。
そして独りになった時
どう生きていけばいいのか、
夫婦の幸せって何だろうと問いかけます。
稔さんは都庁に就職するも解雇され友人の下宿に居候。弥生さんはスペインに留学し、稔さんを呼びよせてマドリッドで結婚。帰国後、稔さんは職を転々とし、工場勤務で身体をこわし、弥生さんと共にヨガ道場に入門。ヨガ講師、太極拳指導員を経て、気功に出会う。長男亮くん誕生。それから四十数年後、稔さんは気功家になり、気功養生学研究会を主宰。弥生さんはスペイン語翻訳家として活躍。
子ども達は独立し、二人はネコと三人暮らし。ネコ中心の平和な生活が続いていたが、稔さんにスキルス胃がん発覚、3~6か月の余命宣告を受けた。だが稔さんは3か月もしないうちに旅立った。稔さんが荼毘に付された日、ネコのチャロがお骨の前に座り、離れなくなった。その姿は、まるで稔さんの魂がチャロに乗り移ったかのようにもみえた。
弥生さんとチャロの二人ボッチの生活が始まった。
『東京夫婦善哉』(2023年/107分/DCP/16:9/日本/ドキュメンタリー)
監督:藤澤勇夫
出演:星野稔、弥生、チャロ
企画・製作:馬場民子
主催:星野稔を記録する映画の会
編集:熱海綱一
音楽:小泉清人
音響デザイン:金田智子
宣伝美術:鈴木衛
製作・配給:有限会社ビックリ・バン
配給協力:風狂映画舎