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UKI 【プレミア特別上映&トーク】

11月1日(水)【1日限定上映】※上映終了

日時

11月1日(水)【1日限定上映】※上映終了

料金

サービスデー¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)¥900/障がい者割引¥1,000

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『フレッシュ・キル』『I.K.U.』で知られるシューリー・チェン。
UPLINK京都では最新作『UKI』をシューリー・チェン(本作監督)と菅野優香(同志社大学大学院教授)のトークショー付きで日本プレミア特別上映。

『UKI』は、オーガニックデータを収集するレイコを主人公とした『I.K.U.』の続編として企画された。3D仮装空間で構築されたセットで展開されるマルチスレッドのプロットは、ウイルスとデータに汚染された代替宇宙で、廃れた人間と非人間とのSFを提案する。

『UKI』は、LASアート財団(ベルリン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、MoMA(ニューヨーク)、ICA(ロンドン)などの映画祭や美術館などで上映、上映を予定されており、アート界ですでに大きな注目を浴びている。

シュー・リー・チェンが2009年に『UKI』の制作に取りかかったとき、彼女の作品にはエイズ流行の黎明期の記憶が色濃く残っていた。それから14年後、彼女がこの映画を完成させたとき、COVIDの大流行は終焉を迎えたところだった。このことが、ウイルス愛、バイオハッキング、そしてクィアのイマジネーションを描いた彼女のSFオルタナ・リアリティ映画に、二重の歴史的責任を与えている。

Shu Lea Cheang シューリー・チェン
シュー・リー・チェンは、ジャンルを超えたジェンダー・ハッキング・アートを実践するアーティストであり映画監督。 ニューヨークのグッゲンハイム美術館に委託・収蔵された初のwebアート『BRANDON』(1998 – 99)でネットアートのパイオニアとして知られ、2019年のベネチアSF・ビエンナーレでは台湾代表としてミクストメディア・インスタレーション『3x3x6』を発表した。 SF・ニュー・クィア・シネマという独自のジャンルを築き、『フレッシュ・キル』(1994)、『I.K.U.』(2000)、『FLUIDø』(2017)、『UKI』(2023)という4本の長編映画を制作。2023年には、LASアート財団(ベルリン)、ポンピドゥー・センター(パリ)、MoMA(ニューヨーク)、ICA(ロンドン)などの映画祭や美術館で『UKI』のツアーを行う。現在、Hope, Techno-humanities(Museion、イタリア)、Attention After Technology(トロンハイム、ノルウェー)で展示中。
https://mauvaiscontact.info/
菅野優香
同志社大学大学院教授。カリフォルニア大学アーヴァイン校Ph.D. (視覚研究)。専門はクィアおよびフェミニスト映画理論・批評。著書に『クィア・シネマ 世界と時間に別の仕方で存在するために』(フィルムアート社、2023年)、『クィア・シネマ・スタディーズ 』(編著、晃洋書房、2021年)など。

【STORY】

レイコは、バイオテクノロジー企業ゲノム・コーポレーションのために、何年にもわたってオーガズムのデータを収集してきた2060年。このヒューマノイドは時代遅れの技術としてマークされ、Eトラッシュヴィルに捨てられる。そこでレプリカントは、ミュータントやトランスジェニック・クリーチャーの様々なグループと出会う。
パラレルワールドでは、エドワード・ホッパーの有名な絵画「ナイトホークス」を模したダイナーの客たちが、謎のウイルスに支配されたその日のニュースを聞かされている。
これは、ハッカー集団がゲノムのバイオネット計画を暴き、オーガズムデータを採取して即席オーガズム消費用の赤い錠剤を製造していることと関係している。

『UKI』(2023年/DCP/1:1.77/80分)
監督:シューリー・チェン