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退屈なエンドロール

上映中~11月9日(木)※上映終了

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上映中~11月9日(木)※上映終了

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【STORY】

エンドロールまでが映画です。

映画のエンドロールを映画監督の加賀美久美香が映画館で見ている。
その映画は自分で作った映画だ。客席はガラガラ。
数少ない観客がエンドロール中に帰って行く。
久美香はショックを受けつつも映画館の近くのタコス屋へ。
そこではサラリーマン·菅沼修二がタコスを美味しそうに食べている。
菅沼との出会いにより久美香の気持ちは次第に変化していく。

こんにちは。 脚本・監督の井上テテです。
「この映画の見方がわからない」と誰かに言われたらしく、なんか書いてくれと言われてこれを書いてます。「映画の見方」ってなんだ?と思いつつ、ともかくそういう感想をいただくような作品ではあるわけで、今回映画を監督するというありがたい機会をいただいたので、初めて映画を監督する人間が、映画に対して真摯に向き合い、ただただ自分が映像に残したいものを撮ったものでして、老後になってこの作品を見返した時に、後悔しないものを撮りました。 今まで脚本の仕事をしながら、何度も脚本の書き方を教え込まれてきたわけですが、そうすると人の作品を見てると色んな作品がいわゆる「型」にとらわれているようにしか見えなくなり、その途端にしらけてしまい、まだそんな「型」もできしてない頃の映画なんか見てると退屈だけれど引き込まれたりするわけで、そうなってくると映画やドラマの正解ってなんなんだろうとも思いつつ、そんなモヤモヤが生んだ作品と言った感じです。
この映画に面白みを感じてくれる方もいるかもしれないし、ただただ退屈と感じるかもしれないし、それは見る方がどう感じるかだと思います。 決して突き放してるわけでもなく、どこかにいる「そうそう、こういうのが見たかったんだよ!」という人のために作りました。どういう思想になるかはわかりませんが、気に入ってもらえたら嬉しく思います。
井上テテ

監督・脚本:井上テテ
1978年10月11日 千葉県生まれ。
2005年、自ら脚本·演出·出演の舞台を始め、
2015年劇団マカリスターを立ち上げる。
同年、井上氏が脚本演出を手がけた舞台を堤幸彦監督が観劇し、
映画「イニシエーション·ラブ」の脚本に抜擢され映画脚本家デビュー。
現在、テレビドラマの脚本を多数担当。
またヒーローショーの脚本・演出も手掛けている。
本作が映画監督デビュー。

『退屈なエンドロール』(2023年/75分/PG12/日本)
監督・脚本:井上テテ
出演:奥山かずさ、中里萌、大原由暉、山口大地、広山詞葉、岩井七世、宮澤翔、高橋蟹丸、井上テテ、須賀貴匡(特別出演)、中西広和、野呂佳代
エンディング曲:シーナ&ロケッツ 「YOU MAY DREAM」 (ALFA MUSIC, INC.)
配給:SORA