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栗の森のものがたり Zgodbe iz kostanjevih gozdov/Stories from the Chestnut Woods

上映中~11月9日(木)※上映終了

日時

上映中~11月9日(木)※上映終了

料金

一般¥2,000/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

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詳細 DETAIL

金色と銅色の枯葉の絨毯に彩られる色彩豊かな季節。
静寂がささやく栗の森で語られる哀切の余話『栗の森のものがたり』。

監督・脚本・編集を手掛けたのは、本作が長編デビューとなるスロヴェニア出身のグレゴル・ボジッチ。
フェルメールやレンブラントといったオランダの印象派の画家に影響を受けたというボジッチは、35mmとスーパー16mmフィルムを駆使し、絵画のような風景を切り取る。
使い古しの洗面器にピッチャーや果物、箒や靴、洗濯カゴや紙くずまで何もかもが優しい光に照らされ、ゆっくりと時が流れる森の日常を、陰影深く描き出した独特の映像美。何気ない日常生活のワンシーンさえも最初から最後まで美しい。

ロシアの文豪アントン・チェーホフの短編小説にインスピレーションを受け、人生の機微を甘くほろ苦く描いた本作。すべてのカットに美が宿る映像美で魅せる、すでに古典の趣さえ漂う成熟した珠玉作だ。この秋、スロヴェニアから届いたメランコリックな大人の寓話が、あなたに深い余韻を約束する。

【STORY】
忘れ去られるこの村に残されたのは、小さなひとつの生と死の風景。

ケチで不器用な年老いた棺桶職人マリオと、この地を離れることだけを夢見る若い栗売りマルタ。マリオは家を出た息子ジェルマーノと死にゆく妻ドーラのことを、マルタは第二次世界大戦から戻らない夫のことに思いを馳せている・・・。それぞれ悲しみに包まれていた見知らぬ二人は、栗の森によって結び付けられる。

『栗の森のものがたり』(2019年/スロヴェニア・イタリア/スロヴェニア語・イタリア語/カラー/ 82分/ビスタ原題:Zgodbe iz kostanjevih gozdov/英題:Stories from the Chestnut Woods)
監督:グレゴル・ボジッチ
出演:マッシモ・デ・フランコヴィッチ、イヴァナ・ロスチ、ジュジ・メルリ、トミ・ヤネジッチ
脚本:グレゴル・ボジッチ、マリーナ・グムジ
撮影:フェラン・パラデス
音楽:ヘクラ・マグヌスドッティル
日本語字幕:佐藤まな 字幕協力:なら国際映画祭
提供:クレプスキュール フィルム シネマ サクセション
配給:クレプスキュール フィルム