日時
上映中~8月31日(木)※上映終了
料金
【特別料金】一般¥1500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
上映中~8月31日(木)※上映終了
【特別料金】一般¥1500/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
短編『⽗の結婚』(2015)を脚本・監督した後、『おいしい家族』(2019)、『君が世界のはじまり』(2020)、『ずっと独⾝でいるつもり?』(2021)とコンスタントに作品を発表し、2016年には⼩説『えん』で第40回すばる⽂学賞を受賞するなど、多彩な才能を発揮するふくだももこ監督。そんな彼⼥が、「世界中でわたしが⼀番撮りたいと思っている」と⾔い切ったのが、⼀度⾒たら忘れられない個性的な⾵貌と確かな演技⼒で映画やドラマにも多数出演する俳優・うらじぬの。 そして、ふくだ監督が「うらじぬのが最も魅⼒的に映る物語」として選んだのが、監督が敬愛してやまない作家・⻄加奈⼦が2010年に上梓した短編⼩説『炎上する君』である。
原作⼩説で描かれた「主⼈公の梨⽥と浜中。ルッキズムに傷つく⼆⼈の親友同⼠が、⾜元が燃えている男の噂を聞きつけ探し始める」という⾻格はそのままに、ふくだ監督はキャラクターの背景やストーリーを⼤胆に改変。映画では、⼥性への抑圧に⽇々絶望しながらも⾃由と解放を追い求める梨⽥と浜中が、無⾃覚な差別や偏⾒、ラベリングに傷つく⼈たちを救っていく姿を通して、新しい連帯の形を提⽰。本作『炎上する君』は、原作⼩説の強烈な個性と先進性を伝えるとともに、多様な⼈々の「いま」を切り取ったシスターフッドムービーとなった。
⾼円寺の⾼架下。アップテンポなダンスチューンに合わせ、おもむろに脇⽑を⾒せながら踊り狂う⼆⼈の⼥性・梨⽥と浜中。彼⼥たちは唯⼀無⼆の親友である。
⾼円寺の銭湯「なみのゆ」。梨⽥と浜中は湯に浸かりながら「50代の男性と14歳の少⼥の真剣な恋愛」や「政治家の⼥性蔑視発⾔」、「医学部での⼥性受験者の⼀律減点」など、炎上が相次ぐ⼥性への抑圧に⽇々憤っていた。
ある⽇、浜中とお笑いライブに出かけた梨⽥。場内が爆笑に包まれる中、容姿や恋愛経験を揶揄されるお笑い芸⼈の傷ついた表情を、梨⽥は⾒逃さなかった。その帰り道、全⾝脱⽑の告知が書かれたポケットティッシュを⼿にした梨⽥はふと思う。
「なぜ彼は⾒た⽬を変えなければならないのだろう。恋⼈がいないことがそんなにダメなことなのだろうか。そしてなぜ私は体中の⽑を無くさなければならないのだろう」。その⽇を境に、梨⽥と浜中は脇⽑をたくわえ、ダンスをすることで⾃分たちを解放するようになる。誰のためでもない⾃分のために脇⽑を⽣やし、晒す⼆⼈。商店街でのダンスイベントの帰り、梨⽥と浜中は居酒屋でバンドの打ち上げに遭遇する。メンバーからの無⾃覚なラベリングに傷つき、店を⾶び出した⼥性トモに、梨⽥は思わずこう叫ぶのだった。「君はなにも悪くない」と。そんな折、浜中が⾼円寺周辺ばかりに出没する「炎上する男」の噂を聞きつけてきた。噂はどうやら真実味を帯びており、⼆⼈は⼀度でも男を⽬にしたいと好奇⼼を頼りに探し回る。ぼうぼうと⾜が燃える男。その男は、⼀体何者なのだろうか———。
『炎上する君』(2022年/⽇本/42分/カラー/5.1ch)
脚本・監督:ふくだももこ
出演:うらじぬの、ファーストサマーウイカ、⿑藤広⼤、中井友望、南久松真奈、⼤下ヒロト、中⼭求⼀郎、當⼭美智⼦、⼤中喜裕、千綿勇平、桜井鉄也、夏、定森安南、⼭本彩実、影⼭徹、あやかんぬ、国海伸彦、清⽔てっぺい、宗綱弟、⼭⽥果歩、林周雅、服部⼤成、坂⼝彩夏、岡⽥優、財⽥ありさ、野⽥佳代、湊さやか
原作:⻄加奈⼦「炎上する君」(⾓川⽂庫/KADOKAWA)
劇中歌:ゆっきゅん『DIVA ME』
エンディング曲:ゆっきゅん『NG』
企画協⼒:⼩林順 ⾵間智恵⼦(株式会社KADOKAWA)
制作プロダクション:ダブ
製作:レプロエンタテインメント