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マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究 Magone uno studio sui “I crocevia del Fato” di Tsuchida Yasuhiko

上映中~6月22日(木)※上映終了

Copyright 2023『マゴーネ』フィルムパートナーズ. All Rights Rserved.

日時

上映中~6月22日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900/障がい者割引¥1,000

リンク

詳細 DETAIL

第40回モントリオール国際芸術映画祭 2022(カナダ)公式出品
ブカレスト・フィルム・アワード 2022(ルーマニア)サウンドトラック部門公式出品
スノーダンス・インディペンデント映画祭 2022(ドイツ)公式出品/コンペティション部門ノミネート

光と影と複雑な色彩を持つガラス。伝統を継ぐ者

美しき水の都ヴェネチアで約1000年に渡り受け継がれてきたヴェネチアンガラス。ガラス加工で世界の頂点を極めたと言われ、その自由奔放なフォルム、舞い上がるような軽やかさ、精緻で華麗な美しさをたたえた姿は、幻想的な小宇宙と呼んでも過言ではない。そんな熟練のガラス職人だけが集うムラーノ島に、唯一スタジオを構える日本人がいる。彼の名前は土田康彦――ヴェネチアンガラスに、独自の哲学と日本の美を吹き込んだ作品で世界中から注目を浴びている。本作はその作品と創作の秘密を8年間に渡って記録した。

太陽と美食の国、イタリア。アートと食をつなぐ者

ガラス作家である土田は一流の料理家でもある。大阪の辻調理師専門学校を卒業し、ヴェネチアの名店「ハリーズ・バー」で調理師として働いた経歴を持つ。自らがつくった美しいガラス食器に、シンプルだが丁寧に料理が盛り付けられていく様は一つのアート作品と言えるだろう。フェンシング選手、映像作家、ミュージシャン、さまざまな悩みや葛藤を持った来訪者を、温かい食事と柔らかい物腰で包んでいく。タイトルの「マゴーネ(Magone)」は北イタリアの方言で「夕日を見る時の胸を締めつけられるような感覚」を意味するが、土田は諺にある“袖振り合うも多生の縁”とも繋がる感覚だと語る。偶然が運ぶ縁を創作に活かす土田の人生観も共感を誘う。

【STORY】
ヴェネチアンガラス・土田康彦、その素顔に迫る

監督兼語り手である田邊アツシは、土田康彦の著書『運命の交差点』に触発され、ヴェネチアに長く住むこの異色のガラス作家に会いに行き、8年間、彼の姿を追い続けました。映画は7つの章に分かれており、其々が土田の人生と創作に関する様々な要素を紹介しています。章が進むにつれて観客は、土田と「マゴーネ」という言葉の秘密を知ることになります。

『マゴーネ 土田康彦「運命の交差点」についての研究』(2021年/日本/96分/カラー/シネスコ/ステレオ/イタリア語題:Magone uno studio sui “I crocevia del Fato” di Tsuchida Yasuhiko/G)
監督・脚本・撮影・編集:田邊アツシ
出演:土田康彦、宮脇花綸、臺佳彦、403 architecture[dajiba]、大友香里、TERU
プロデューサー:杉本理恵子
音楽:小久保隆
制作:ラングラフ
配給:えすぷらん
配給協力:プレイタイム