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桜色の風が咲く

上映中~12月8日(木)※上映終了

©THRONE / KARAVAN Pictures

日時

上映中~12月8日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

実話をもとに「生きる希望」を描き出す、真摯で温かな人間賛歌
9歳で失明、18歳で聴力も失いながら、やがては盲ろう者として世界で初めて大学教授となった息子とその母の物語。

視力と聴力を次々と失いながらも、大学へ進学し、やがては東京大学の教授になった福島智さんをご存じだろうか。これは、そんな智さんと彼を育て上げた母・令子さんの姿を、実話をもとに描き出す「生きる希望」の物語。
幼い頃からやんちゃで口も達者、明るくて憎めない性格の智。常に自身の可能性を諦めない大胆で楽天的な息子を深い愛情で支えながら、母としてのたくましさを得ていく令子。二人が共有するのは、困難を乗り越えながら生きるがゆえの、物事を面白がることのできる大らかなユーモア。そんな母と子は、厳しい現実のなかから生きる希望を見出していく。一度は他者との繋がりを絶たれた孤独の淵に落ちながら、立ち上がっていく智。彼を支えたのは、我が子とともに生きる令子の覚悟、周囲の愛、そして智自身の思索の力。人生の可能性を広げていく母子の勇気は、観る者の心を生きる歓びと深い感動で満たすことだろう。
主人公・令子を演じるのは、『ラスト サムライ』(03)、『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ(5,7,12)をはじめとする映画で印象を残し、『信さん 炭坑町のセレナーデ』(10)以来、満を持して12年ぶりの主演を務める小雪。脚本を読むなり出演を熱望したという彼女が、我が子への愛ゆえに凛として強く、でも大らかさを失わない母親像を生活に根差した存在感と真実味のある演技で体現、新境地を拓く。
息子・智役には、『朝が来る』(20)、『ひらいて』(21)などに出演する気鋭の若手俳優・田中偉登。楽天的で大胆な愛すべき智の姿のみならず、内面の苦悩や盲目の演技も要求される難しい役を見事に演じ切った。そして冷静さを忘れぬ愛で智を包み、智に付きっ切りになりがちな令子の不在時の家庭を守る教師の夫・正美役には、吉沢悠(『ライフ・オン・ザ・ロングボード 2nd Wave』(19)、『幻の蛍』(22))。ほかに、医師役を演じるリリー・フランキー、朝倉あきをはじめ、吉田美佳子、山崎竜太郎、札内幸太、井上肇といった若手からベテランまでの個性的で実力ある俳優陣が顔を揃える。

【STORY】

見えない。聞こえない。でも僕は“考える”ことができる——。
母と息子が見出していく希望に満ちた未来。

教師の夫、三人の息子とともに関西の町で暮らす令子。末っ子の智は幼少時に視力を失いながらも、家族の愛に包まれて天真爛漫に育つ。やがて令子の心配をよそに東京の盲学校で高校生活を謳歌。だが18歳のときに聴力も失う・・・。暗闇と無音の宇宙空間に放り出されたような孤独にある息子に立ち上がるきっかけを与えたのは、令子が彼との日常から見出した、あるコミュニケーションの“手段”だった。勇気をもって困難を乗り越えていく母子の行く手には、希望に満ちた未来が広がっていく・・・。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『桜色の風が咲く』を紹介!
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『桜色の風が咲く』(日本/日本語/2022/ビスタ/5.1Ch/113分/英題:A Mother’s Touch)
製作総指揮・プロデューサー:結城崇史 
監督:松本准平
出演:小雪、田中偉登、吉沢悠、吉田美佳子、山崎竜太郎、札内幸太、井上肇、朝倉あき、リリー・フランキー
脚本:横幕智裕
音楽:小瀬村晶
配給:ギャガ