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宮松と山下 Roleless

上映中~12月21日(水)※上映終了

©2022『宮松と山下』製作委員会

日時

上映中~12月21日(水)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

詳細 DETAIL

カンヌ短編部門、サンセバスチャン、クレルモン・フェランなど、結成以来、
数々の国際映画祭で招待上映され続ける監督集団「5月」による長編デビュー作。

“ 新しい手法が生む新しい映像体験” を標榜し、過去に2本の短編映画がカンヌ国際映画祭から正式招待された監督集団「5月」。数多くの名作CMや教育番組「ピタゴラスイッチ」を手掛けてきた東京藝術大学名誉教授・佐藤雅彦、NHKでドラマ演出を行ってきた関友太郎、多岐にわたりメディアデザインを手掛ける平瀬謙太朗の3人からなる「5月」による初長編監督作品が『宮松と山下』だ。日本において、オムニバスではない共同監督作品は非常に珍しい。類まれなる才能が文字通り集結し、生み出したのはこれまでにない映像体験を伴う物語。観客は次に何が起こるのか予測不能な映像迷路を彷徨いながら、ラストシーンにたどり着き、香川照之の微かに変化していく表情に胸をつかまれるのだ。

日本を代表する映画俳優 香川照之、単独主演作で演じるのはエキストラ!
さらに、津田寛治、尾美としのり、中越典子ら名優たちが集結!
映画・ドラマ・舞台に限らず、ニュース番組・教育番組など、八面六腑の活躍を続ける香川照之が、ポン・ジュノ監督作品『TOKYO !〈シェイキング東京〉』、黒沢清監督作品『トウキョウソナタ』に主演した2008年以来の単独主演作品として選んだ『宮松と山下』。常に圧倒的な存在感を見せてきた香川が本作で挑んだのは、エキストラ俳優・宮松。日替わりどころか分刻みで端役を演じる記憶を失った男を、繊細に複雑に演じ切った。その実体感ある人物造形は、他の追随を許さぬ、香川ならではの境地だ。香川を支える共演者たちも実力派が揃った。津田寛治、尾美としのり、中越典子らが、口数の少ない宮松の謎に包まれた現在と過去を展開し、観客の目をくぎ付けにする。

名もなき誰かを演じ、名もなき自分を演じる。

端役専門のエキストラ俳優、宮松。
彼には彼が知らない「もうひとりの自分」がいた。

ある日は時代劇で斬られ、ある日は弓で射られ、ある日は凶弾に倒れ……
記憶喪失の男、宮松はなぜ名もない人物を毎日演じ、毎日死に続けるのか。
昨日までの自分を失ったら、何を演じたら良いのだろう。
宮松は端役専門のエキストラ俳優。来る日も来る日も、名もなき登場人物を生真面目に演じ、斬られ、射られ、撃たれ、画面の端に消えていく。真面目に殺され続ける宮松の生活は、派手さはないけれども慎ましく静かな日々。そんな宮松だが、実は彼には過去の記憶がなかった。
なにが好きだったのか、どこで何をしていたのか、自分が何者だったのか。
なにも思い出せない中、彼は毎日数ページだけ渡される「主人公ではない人生」を演じ続ける。
ある日、宮松の元へある男が訪ねてくる…… 。

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『宮松と山下』を紹介!
 監督インタビューも!記事はこちら

『宮松と山下』(2022/87分/日本/カラー/ヴィスタ )
監督・脚本・編集:関友太郎、平瀬謙太朗、佐藤雅彦
出演:香川照之、津田寛治、尾美としのり、野波麻帆、大鶴義丹、諏訪太朗、尾上寛之、黒田大輔、中越典子
配給:ビターズ・エンド