日時
上映中~9月29日(木)※上映終了
料金
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(2歳~15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
上映中~9月29日(木)※上映終了
一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(2歳~15歳)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900
原作は小説家、島本理生。2018年には『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞を受賞すると共に、これまでも『ナラタージュ』(行定勲監督)や『Red』(三島有紀子監督)といった作品が映画化されてきた。本作では、島本が2012年に発表した同名の傑作恋愛小説が、ついに映画化される。主演を務めるのは、女優、松井玲奈。初主演映画『笑う招き猫』やNHK朝の連続テレビ小説『まんぷく』への出演を経て、その唯一無二の輝きにさらに磨きがかかっている。本作は、そんな松井本人が原作に惚れ込み、長年熱望していた映像化がついに実現した意欲作だ。松井は、本作と松井の特別な関係ゆえの、ひとかたならぬ想いを抱いて撮影に臨んだ。その想いは、松井ならではの儚くも力強い、凛とした雰囲気と相まって、陰を秘めながらも、なんとか強くあろうともがくアイコを、より一層魅力的な女性にしている。本作は、松井の女優人生において大きなターニングポイントとなるに違いない。
そして、飛坂を演じた中島歩は、『いとみち』、『偶然と想像』、『愛なのに』にといった話題作に出演を重ねてきた。中島の、ともすると身勝手な男に見えてしまいそうなキャラクターを、自然体で愛嬌があり、どうにも好感を持ってしまう好青年として演じるその演技力は、若手俳優陣の中でも際立った存在感を放っている。他にも、出版社に勤務するアイコの友人役に織田梨沙、研究室の仲間役に藤井美菜、青木柚など、急速に注目度を高めている若手俳優が集まった。
監督を務めるのは、安川有果。これまで、長編映画『Dressing Up』などの作品を手掛けてきた。近年も、短編オムニバス映画『21世紀の女の子』や、4人の若手監督による連作長編『蒲田前奏曲』にも参加するなど、活動の幅を広げている。脚本は、100本を超える劇場公開映画、映像作品を監督してきた城定秀夫。監督と共に脚本を手掛けることも多く、脚本家としても高い評価を受けている。二人のタッグが、原作本来の魅力を、映画作品としてさらに引き立てる。
理系大学院生・前田アイコ(松井玲奈)の顔の左側にはアザがある。幼い頃、そのアザをからかわれたことで恋や遊びには消極的になっていた。しかし、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにしたルポ本の取材を受けてから状況は一変。本の映画化の話が進み、監督の飛坂逢太(中島歩)と出会う。初めは映画化を断っていたアイコだったが、次第に彼の人柄に惹かれ、不器用に距離を縮めていく。しかし、飛坂の元恋人の存在、そして飛坂は映画化の実現のために自分に近づいたという懐疑心が、アイコの「恋」と「人生」を大きく変えていくことになる・・・。
本作は、アイコと飛坂との恋愛を切ない距離感を感じるラブストーリーのみならず、アイコが自分の人生と向き合い、前に進んでいく様をも繊細に描き出す。そんなアイコの姿は、誰もが抱える弱さと響き合い、その弱さを新しい視点で見直し、アイコと共に一歩前へ踏み出す力を与えてくれるはずだ。世代や性別を超えて幅広く、静かに、でも確かに、心に響く傑作が誕生した。
◆アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『よだかの片想い』を紹介!◆
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『よだかの片想い』(2021年/日本/カラー/シネマスコープ/5.1ch/100分)
原作:島本理生『よだかの片想い』(集英社文庫刊)
監督:安川有果
脚本:城定秀夫
出演:松井玲奈、中島歩、藤井美菜、織田梨沙、青木柚、手島実優、池田良、中澤梓佐、三宅弘城
配給:ラビットハウス