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アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台 UN TRIOMPHE

上映中~8月25日(木)※上映終了

©︎2020 – AGAT Films & Cie – Les Productions du Ch’timi / ReallyLikeFilms

日時

上映中~8月25日(木)※上映終了

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,300/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK京都会員¥1,100(土日祝¥1,300)/UPLINK京都ユース会員(22歳以下)いつでも¥900

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舞台の上だけが、俺たちの自由フリーダム

カンヌを笑いと涙で包んで─
フランス映画の歴史に新たな名作の誕生。

『マドモワゼル』や『灯台守の恋』などの名脚本家としても知られるエマニュエル・クールコルの監督第二作である本作は、ライブでの開催を断念したコロナ禍の2020年カンヌ国際映画祭において、授賞の無いオフィシャルセレクション・カンヌレーベルに選出された。その後フランスの度重なるロックダウンを経て2021年9月にようやく劇場公開されると、ポックスオフィス初登場第二位のスマッシュヒットを記録。フランス国中を感動と熱狂の渦に巻き込んだ。

主役のエチエンヌを演じるのは、コメディアン出身でフランスの国民的スター、カド・メラッド。『コーラス』の体育教師役を演じて俳優として注目され、『マイ・ファミリー/遠い絆』でセザール賞助演男優賞を受賞。2008年7月14日には当時のサルコジ大統領の招きで、コンコルド広場で開かれた軍事パレードの「世界人権宣言」前文を読み上げる名誉職を努めた。

劇中に出てくるサミュエル・ベゲットの『ゴドーを待ちながら』は言わずと知れた不条理劇のスタンダードプレイで、日本でも多くの演出家が取り組んでいる名作。柄本明親子による『柄本家のゴドー』をはじめ、串田和美氏、いといせいこう氏、ケラリーノ・サンドロヴィッチ氏、白井晃氏ら、多くの名演出家、名優たちが独自の解釈で舞台化している。
本作は、スウェーデンの俳優ヤン・ヨンソンが1985年に体験した実話をベースにしている。またエンディングロールで使用されている曲が、ニーナ・シモンの“I Wish Knew How It Would Feel to Be Free”であることも、決して忘れてはならない。
撮影はフランスに実在するモーショコナン刑務所の協力の元に行われている。

【STORY】
ラスト20分。
感動で、あなたはもう席を立てない!

囚人たちの為に演技のワークショップの講師として招かれたのは、決して順風満帆とは言えない人生を歩んできた崖っぷち役者のエチエンヌ。彼は不条理劇で有名なサミュエル・ベケットの『ゴドーを待ちながら』を演目と決めて、訳ワケあり、クセありの囚人たちと向き合うことに。しかしエチエンヌの情熱は次第に囚人たち、刑務所の管理者たちの心を動かすこととなり、難関だった刑務所の外での公演を実現するまでに。ただ思いも寄らぬ行動を取る囚人たちとエチエンヌの関係は常に危うく、今にも爆発しそうでハラハラドキドキの連続。その爆弾は、舞台の上でもいつ着火するかわからない。ところが彼らのその危なげな芝居は、むしろ観客や批評家からは予想外の高評価を受けて、再演に次ぐ再演を重ねる大成功!
そして遂にはあのフランス随一の大劇場・パリ・オデオン座から、最終公演のオファーが届く!!
果たして彼らの最終公演は、観衆の喝采の中で、感動のフィナーレを迎えることができるのだろうか?

アップリンクによるストリーミング・マガジン【DICE+】にて『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』を紹介!
 監督インタビューも! 記事はこちら

『アプローズ、アプローズ!囚人たちの大舞台』(2022年/フランス映画/105分/フランス語/シネマスコープ/5.1ch/原題:UN TRIOMPHE)
監督・脚本:エマニュエル・クールコル
出演:カド・メラッド、マリナ・ハンズ、ロラン・ストーケル
字幕翻訳:横井和子
配給:リアリーライクフィルムズ